2025年12月10日(水)〜12日(金)に東京ビッグサイトにて開催された第5回建設DX展において実施された「建設DXアワード」にて、当社が販売する安全支援アプリ(製品元:株式会社EARTHBRAIN(本社:東京都港区、代表取締役社長:小野寺昭則)が最優秀賞を受賞しました。

本アワードは、建設業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)を牽引する技術・サービスを表彰するもので、今回の開催では43社が予選に参加し、6社がファイナリストとして選出されました。安全支援アプリはチャレンジ部門での高い評価を経て決勝へ進出し、最終審査で最高評価となる最優秀賞を獲得しました。
決勝審査では、大手ゼネコン4社の執行役員の皆さまが審査員として参加し、技術の独自性、現場での実装効果、安全性向上への寄与度、将来性など多面的な観点から審査が行われました。安全支援アプリは、建設現場のリスク低減や安全管理の高度化をデジタル技術で支援する点が高く評価され、今回の受賞に至りました。
■安全支援アプリについて
本製品は、写真1枚から、作業時に考えられるリスク、関連する法令や過去の事故事例を生成AIが提示する画期的なソリューションです。さらに、現場で可視化するための機能を備え、現場の安全管理をデジタル技術で包括的に支援します。現場の安全管理者の業務効率化、現場全体の安全性向上に大きく貢献するサービスとして、業界内で導入が進んでいます。
(安全支援アプリの詳細:https://www.landlog.jp/safety-app)
■ 今後の展望
EARTHBRAINは、建設現場の生産性・安全性のさらなる向上を目指し、デジタル技術を活用したサービス開発を継続してまいります。建設業界全体のDX推進に寄与するべく、パートナー企業との協業も強化してまいります。
■ 建設DXアワードについて
「建設DXアワード」は、第5回 建設DX展の公式企画として2025年に初めて設置された表彰制度で、DX推進に寄与する革新的なサービス・技術を選出するものです。 予選審査・部門評価・決勝審査を通じて選考が行われ、決勝審査には大手ゼネコンの執行役員が参画しています。
(建設DXアワードの詳細はこちらから)
※ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、予告なしに変更される場合があります。
コマツ(社長:今吉琢也)とその子会社である株式会社EARTHBRAIN(社長:小野寺昭則、以下、EARTHBRAIN)は、共同で開発した建設機械向けの遠隔操作システムを搭載した移動式のDXオフィス「Smart Construction Teleoperation - モビリティーオフィス」(以下、本商品)を、昨年末よりコマツカスタマーサポート株式会社(社長:粟井淳)を通じて販売開始しております。

【「Smart Construction Teleoperation - モビリティーオフィス」車両イメージ(左)と内装例(右)】
本商品は、カスタマイズされた大型バンに、建設機械向け遠隔操作システム「Smart Construction Teleoperation」のコックピット機能を備えた車両型のモビリティーオフィスです。車両型のため、さまざまな現場へ迅速に移動でき、アクセスが難しい環境で稼働する建設機械でも、モビリティーオフィス内から遠隔で操作することが可能です。また、車両内には、エアコンを装備した快適な作業空間とパソコン、モニター、二人掛けのデスクを搭載しており、移動先でオフィスとして利用できます。ネットワーク環境が不安定な場所では、Wi-Fiを活用したソリューション「通信不感地対策Wi-Fiパック」を利用して安定した通信環境を構築する※1ことが可能です。
さらにSmart ConstructionⓇの各種ソリューションを活用することにより、ドローンなどで取得した測量データから地形情報をデジタル化し、施工現場の現状の見える化や進捗管理などをモビリティーオフィス内で行うことができます。災害時には、速やかに災害現場に駆け付けることで、被災地の状況を関係者間で共有できるようになり、迅速な復旧作業に貢献します。
今後も両社は、建設現場におけるさまざまなデジタルソリューションの提供を通じて、お客さまの安全性・生産性・環境適応性などの課題解決に貢献していきます。

【発売月】2024年12月
【価格】お近くの販売代理店にお問い合わせください。
代理店検索:https://www.komatsu.jp/jp/dealer-locator/
※1 「通信不感地対策Wi-Fiパック」は、施工現場の事務所などに敷設された光回線サービスやStarlinkなどの衛星インターネット通信サービスと接続することで、携帯電話などの通信ネットワークが整備されていない山間部などの不感地帯を手軽に通信可能なエリアにすることができる商品です。本モデルにおいては、親局と子局各1セットを提供いたします。光回線サービスや衛星インターネット通信サービスは、お客さまと各通信事業者で別途ご契約が必要です。(通信費用はお客さま負担となります。)詳細は以下URLを確認ください。
https://www.earthbrain.com/news/20231002-2608/
※2 ベースとなる車両はトヨタ自動車製のハイエースもしくはFIAT Professional製のDUCATO(デュカト)の2種類からお選びいただけます。なお、今後ベースとなる車両は、他の車種に変更になる可能性があります。また仕様についてもメーカー側のモデルチェンジにより、変更される場合があります。
※3 ジョイスティックコントローラー、ブラケットが含まれます。建設機械向け遠隔操作システムのご利用には、別途、対応する建設機械および中継室キット、建機車載キット等が必要です。
参考)関連リリース
建設機械向け遠隔操作システムを開発、お客さまへの提供を開始
https://www.komatsu.jp/ja/newsroom/2023/20230414
建設機械向け遠隔操作システム「Smart Construction Teleoperation」を販売開始
https://www.komatsu.jp/ja/newsroom/2024/20240521_2
※ニュースリリースに記載されている情報は発表時のものであり、予告なしに変更される場合があります。