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Daichi Report
好きこそものの 上手なれ
「お客さまの稼働を止めない」の実現に向けて一翼を担うメカニックに迫る
柔軟な発想と確かな技術で信頼を築いていく若手メカニック。固定観念にとらわれず、自ら考え、挑み続ける姿は、組織の可能性そのものを映している。人が育ち、チームが変わる――
その現場に、持続的な成長のヒントを見いだすべく、東北カンパニーサービス課メカニックチームの工藤莉里氏とサービス事業部サービス技術サポート部の安藤善朗氏に話を聞いた。
父から継いだ機械への情熱
私は現在入社2年目で、大きな機械を扱いたいと思っていたため、主に建設機械を担当しています。 自動車整備士であった父の影響もあり、子どものころから機械が大好きでメカニックに強い憧れを持っていました。進学の際もメカニックの技術が学べる専門学校を選びました。学校では、基礎的な整備技術を学びながら、実務に必要な資格をできる限り 取得しました。ただ、心構えの多くは父から学び、今も変わらず尊敬しています。
就職活動の際には、「女性なのだから」と乗用車の整備工場等、小型車両を扱う整備会社を勧められたこともありました。でも、私は大きな機械に携わりたかったですし、女性という理由で選択肢を狭められることに、悔しさと強い反発心を覚えました。そんななか、父がコマツを勧めてくれたのです。コマツに入社後、配属された支店では女性メカニックは私だけでした。最初は周りも戸惑っていたように思います。しかし、積極的にコミュニケーションを重ねるうちに“女性メカニック”ではなく、今では一人の技術者として接していただけるようになりました。
(写真:東北カンパニーサービス課メカニックチーム 工藤莉里氏)
大きな機械を自分の手で分解して元に戻す達成感
メカニックの業務に当たり必要となる資格の保有実績
先輩メカニックは“やって覚えさせる”タイプで、さまざまな作業に挑戦させてくれるので、毎日がやりがいに満ちています。例えば、KDPF(コマツディーゼルパティキュレートフィルター)の交換作業では、多くの部品を分解します。部品が多いほど工程は大変ですが、やり遂げた瞬間の達成感は格別です。コマツでメカニックとして日々大きな機械と向き合えることを、とても誇らしく感じています。
メカニックとして機械に触れる仕事を続けたいという思いは変わりません。ですがそれと同時に、将来的には、サービスアドバイザーや支店長として、お客さまにより良い提案ができる立場を目指していきたいと考えています。
みんなが「フロー(ごきげん)」に働くために
昨今、建設業界全体で人材不足が大きな課題となっています。ITやAIの技術が進化しても、やはり最後は人の力が欠かせません。だからこそ、人材をいかに獲得し、定着させていくかが重要です。
コマツではこれまで、さまざまな人材獲得プロジェクトに取り組んできました。そのなかには、業界としてこれまで十分にアプローチできていなかった“女性メカニック”に関するものもあります。結果として、全国で11名の女性メカニックが誕生し、今も現場で活躍しています。しかし、プロジェクトを通じて明らかになったのは、“性別そのものが課題ではない”ということです。例えば、重いものを持つことが難しい社員がいたとしても、それは性別によって生じる問題ではありません。人にはそれぞれの事情があり、働き方も多様です。つまり、必要なのは特別な配慮ではなく、日常のなかで自然に「手伝ってください」と言える環境です。
「こうであるべき」「こうに違いない」といった先入観にとらわれず、一人ひとりに適切な対応を行うこと。それこそが、性別や年齢にかかわらず、すべての社員が“フロー”に働ける職場づくりにつながると考えています。これからも社員のために、そして業界全体の発展のために、積極的に変革を進めていきたいと思います。
(写真:サービス事業部サービス技術サポート部部長 安藤善朗氏)
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