コマツは、ハイブリッド型油圧ショベルの開発など油圧ショベルの電動化に取り組んできました。2020年にはバッテリー駆動式ミニショベル「PC30E-5」を開発。そして、2021年には中小型の電動ショベルの実証実験(PoC)を実施し、2023年に業界初となる20tクラスの電動ショベル「PC200LCE-11」を開発しました。 PC200LCE-11はバッテリー駆動式のため現場内での排ガスはゼロ。大容量リチウムイオンバッテリーにより長時間稼働が可能。エンジン駆動式と比較しても遜色ないパワーを発揮し、しかも騒音や振動は格段に少なくなっています。環境に優しいだけでなく快適な作業環境を実現する、画期的な電動ショベルです。 欧州と比較すると電気自動車の普及もまだまだという状況ですが、私たちは建設機械製造のリーディングカンパニーとして「普及してからでは遅い」という意識で、業界に先駆けて研究開発を進めています。
(写真:株式会社タケエイの川崎リサイクルセンターで稼働しているPC200LCE-11) ※導入状況などは「Gemba ディスカバリー」で紹介しています。