「効率性」「柔軟性」「安全性」を兼ね備えた 最強の解体2ピースブーム仕様

進化した柔軟性と確かな安全性が、株式会社大忠の解体業務を支える。

木造建築の解体から土木事業までをワンストップ

東京都江戸川区に拠点を構え、首都圏で解体事業を中心に展開している株式会社大忠。主な事業は木造建築の解体業務だが、鉄骨造やRC造といった建物解体も幅広く手がけている。また、解体だけでなく造成工事をはじめとする土木工事までを請け負うなど、総合的な事業展開を行っている。「解体から土木工事までを一貫して手がけられる体制を整えており、ワンストップで総合的なサービスを提供できるのが当社の強みです。手間やコストの削減といった付加価値を届けています」と関口社長は語る。
(写真:株式会社大忠 代表取締役 関口剛生 氏)

狭小地でもゆとりある取り回しを実現

 同社が手がける現場は、都内の住宅街の一軒家やアパートなど、二階建て木造住宅の解体が中心だ。周囲に建物が迫る狭小地での作業が多いため、建機には大きなスペースを必要としない小回り性能が強く求められる。そうした環境に対応するため、同社ではこれまでロングアームのPC78US-8解体仕様で解体業務を行っていた。その後、同業者より「ブームを分割構造としている2ピースブームは、狭いスペースでの解体作業に更に力を発揮する」との情報を入手。試乗を行ったうえで、その機能性を実感し、PC78US-11解体2ピースブーム仕様を購入した。
 2ピースブームとは、通常一本で構成されるブームを二分割し、途中に関節を設けた構造が特徴だ。関節部をシリンダーで操作することでブームの角度を自在に変えられるため、従来に比べ作業範囲の自由度が格段に広がる。旋回時にはブームを折りたためることでコンパクトに旋回でき、その分ロングアーム仕様で必要だった余計なスペースを取らずに済むため、狭い現場でも取り回しが容易になる。さらに、関節を起こすことでより高所までブームを伸ばすことが可能だ。
 また、ブームを折り曲げれば足元の掘削や解体にも対応できる。標準仕様では掘削の深さは約3mが限界だったところ、2ピースブーム仕様では約3.5mまで掘削でき、より深い作業にも対応できる。2ピース化によって操作の柔軟性が高まった。「2ピースブームにしたことで、これまで手元作業員が人力でやっていた部分も機械で対応できるようになり、効率が上がるだけでなく、作業員の負担軽減や安全性の向上にもつながっています。また、以前は高さを確保するために廃材の上に建機を乗せて作業することもありました。そうすると現場にいつまでもゴミが残り、環境面でも良くなく、危険も伴いました。今では、きれいで安全な作業環境で作業できています」と関口社長は2ピースブームのメリットを語る。
後部の張り出しを抑えたコンパクト設計で、狭い現場でもスムーズに旋回できる

馬力は維持し、騒音・振動対策に寄与

 PC78US-11では心臓部となるエンジンの刷新も行われている。エンジンが4気筒から3気筒へと変更された。最新の燃料制御とターボ技術により十分な出力を確保し、燃費性能や応答性を向上。騒音や振動を抑え、静かで快適な作業環境を実現した。「解体業務は住宅街での作業が多いため、騒音対策や振動対策はとても気を遣うポイントです。その点、PC78US-11はとても優れています」と関口社長は語る。
 また、安全性の面でも一段と進化を遂げている。建機の周囲を3台のカメラで捉え、まるで真上から見下ろしたかのような映像を運転席のモニターに表示する、周囲監視モニターだ。さらに、カメラ映像をAIで解析し、作業範囲内に人を検知すると警報音やモニター表示で知らせる人検知衝突軽減システムを搭載。オペレーターの視界を補完することで、接触事故のリスクを大幅に低減し、死角を最小限に抑えながら安全な作業をサポートしている。
PC78US-11のエンジンルーム。従来の4気筒から3気筒へ刷新し、燃費と静粛性を高めた
運転席の周囲監視モニター。死角を補い、狭小地でも安心して作業できる

これ以上ない最強の解体2ピース仕様機

 加えて同社では、オペレーターの声を外部に伝えるスピーカーをキャビン外部に設置している。これは木造二階建て程度の解体現場に効果的で、無線機を使用することなく手軽かつ的確に指示を伝えることができる。スピーカーの音量は近隣への騒音に配慮して調整され、安全面での警告や作業上の指示を現場全体に発信している。
 「コンパクトに旋回できて高所にも強い。効率や安全性の面でも本当に頼れる建機です。解体現場で必要とする機能がしっかり詰まっていて、私としてはこれ以上望むものがないくらいです。まさにPC78US-11解体2ピースブーム仕様は最強の2ピースですね!」と関口社長は絶賛する。

着実に歩みを続け、信頼と実績を築く

 解体は、図面や外観だけではわからない部分が多く、実際に壊してみて初めて明らかになることも少なくない。だからこそ経験と優れた技術が求められる。そして、効率的かつ安全に作業を進めていくには事前に綿密な計画を立てるとともに、状況に応じて臨機応変に対応していく力が求められる。
 「この仕事は、“慣れる”ということがありません。常に初心を忘れずに、すべてにおいて慎重であること。そして、近隣住宅への配慮を徹底すること。そうした姿勢を大切にしながら、オペレーターと手元作業員との信頼関係を土台に、技術と経験を活かしたチームワークで社会と共生できる現場づくりを目指します」と関口社長は解体業務への思いを語る。
「今後も規模の拡大よりも一つひとつの現場を丁寧に積み重ね、地道に信頼と実績を築いていきたいです。着実に歩みを続け、そのなかで次世代の後継者を育てていくことが目標です」と展望を示す。地に足をつけた取り組みこそが、これからの株式会社大忠の未来を支えていく。