熊本県 (株)オオマス 様

(株)オオマス 課長 益田剛仁さん
当社は多くの舗装工事を手掛けていますが、ＩＣＴ舗装工は未経験でした。
今回の現場は車道部の施工で、延長が500mと長く、車道中央部から雨水を排水するための勾配を左右に付け、また通常施工の場合50箇所程度丁張りの設置が必要です。また、グレーダーのブレード幅が3.1mに対して施工する道路幅は、3.5mと左右に40cmほどしかありません。そのため狭い施工箇所の中心にトンボ丁張りの高さを調整する作業も一苦労です。そこで、作業日数の短縮を図りたいという思いもあり、ＩＣＴ施工での丁張り削減や施工の効率化に期待してＩＣＴ建機の導入を検討する中で、自社ではコマツのグレーダーを保有しており、サポート体制も整っていることから、コマツのＩＣＴグレーダーを導入することに決めました。

(株)オオマス 課長 益田剛仁さん
上層路盤工でミリ単位の精度が求められるため、従来では建機が少しでも丁張りに触れたかな？という場合も掛け直しが必要となり、丁張りの設置作業に半日ほどかかることもありました。
ＩＣＴグレーダーの導入により、モニター画面に表示される3次元設計データを確認しながら施工ができるため丁張りレスが実現し、作業日数が4日から2日に短縮されました。
また以前は水糸を張って計測し、地面にスプレーなどで「何cm下げる」といった印をつける手元作業員で6人工必要だったところが、モニター画面で設計との差が確認できるようになり、4人工に削減され、ＩＣＴグレーダー付近の作業も減り、施工工数削減と安全性向上にもつながりました。
管理者としては、レベルを使った高さ確認の測量作業がなくなったことで、書類などの管理業務に集中できたのも良かったです。