■■現場詳細■■熊本県山鹿市小原
洪水や氾濫を防ぐための旧堤掘削工事
【施工数量】土量:切土15,800m3 範囲:法面整形920m2 施工延長70m
【ソリューション】Smart Construction Fleet/Smart Construction Quick3D-プラスAR/Smart Construction Simulation/ドローン測量
【稼働建機】PC200i
(掲載月:2026年10月)
オペレーターの待機時間を削減したい
■■導入経緯■■
(株)熊野組 土木部 工事主任 清田隆治さん
当社では、これまでのICT施工への取り組みを継続しつつ、国交省の新たな取り組みと2026年度のICT施工StageⅡの本格運用を見据え、本格的に取り組みを開始しました。
また、ICT建機との高い親和性により、スマートコンストラクション®ソリューションを一体的に活用できることから、今回もスマートコンストラクション®を採用しました。
今回の現場で活用するソリューションとして、Smart Construction Fleetは、ダンプトラックの運行管理で施工段取りの効率化と、ガードマンにもダンプトラックの位置情報がわかるため、ダンプトラックが到着する直前まで休憩ができ、熱中症対策として活用したいと考えていました。Smart Construction Quick3D-プラスARは、出来形確認や構造物の事前確認・施工状況の維持と現状把握に使用したいと考え、導入を決めました。
また、Smart Construction Simulationについては、運行ルート上の渋滞箇所などを事前把握することや離合箇所の確認を行う目的で導入しました。
今回の取り組みを通じて、ICT施工StageⅡに求められる施工データの活用を推進し、安全性と生産性のさらなる向上につなげていきたいと考えています。
オペレーターの作業を把握・管理!施工計画がスムーズに
■■導入効果■■
(株)熊野組 土木部 工事主任 清田隆治さん
当社では、従来施工の時にダンプトラックの現在地が把握できなかったため、積込み作業を行う建機オペレーターがダンプトラックの到着を見越して早めに待機することがありました。Smart Construction Fleetの導入により、ダンプトラック接近の通知を掘削作業中の建機オペレーターに通知することで、作業時間を1時間12分増加、建機のアイドリング時間を1時間削減できました。さらに、警備員や管理者もダンプトラックの位置情報を把握でき、休憩や書類作成等の内業作業の時間も、従来に比べて1時間/日程度削減できたことも非常に良かったです。
Smart Construction Quick3D-プラスARについては、平面上(紙)でしか把握できなかった情報が、タブレットで現地を3次元設計データ化して確認でき、構造物の位置関係や完成形をその場で立体的にイメージできるようになりました。
Smart Construction Simulationでは、ダンプトラックの渋滞を把握し、最適台数を再計算したことで、稼働率7%向上・日当り運搬量24%増加・工期13日短縮・作業工数1,180人工削減を実現できました。また、アニメーション再生の機能により、アプリケーション内でダンプトラックの運搬ルートを予測できたため、発注者対応や渋滞防止対策にもつながったと感じています。