モーターグレーダー作業開始前点検 GD705

作業開始前点検 GD705【動画】

不具合発生原因の中で日常点検・定期点検の不備が全体の7割を占めており、日ごろのメンテナンスと正しい使い方をすることで、故障や破損を未然に防ぐことができます。本動画ではモーターグレーダーの作業開始時の日常点検の重要性や正しい使い方をご説明いたします。

動画時間:12分


目次

はじめに

車体左側の点検

車体右側の点検

車体前方の点検

キャブ付近の点検


はじめに

機械トラブルの約70%は作業前点検・定期メンテナンスの不備に起因しています。
点検・メンテナンスを怠ると、機械本来の性能が維持できず、「生産性の低下」や「無駄な修理費の発生」を招いてしまいます。
これから説明する点検を実施していただき、機械のベストコンディションを維持しましょう。

車体左側の点検

点検箇所1.左側面
・アーティキュレートシリンダ、各種ホース、ステップ、キャブフレーム、ドアの異常の有無を確認
点検箇所2.左側後方ホイール
・ボルト、エアバルブ、リム、タイヤ、ハブの点検
点検箇所3.左側車体後方
・外装、タンデムドライブケース、ステップ、ミラー、ラジエータキャップ、ブレーキホース、ワイパー、バッテリ、エンジンルームカバー、各種コア、ホース、オルタネータ、エンジンオイルフィルタ、ターボ、ファイナルドライブオイルレベル、スタータ、トランスミッションオイルフィルタの異常の有無を確認
・エアコンフィルタの点検
・燃料キャップ、ストレーナの点検
・エアコンベルト及びオルタネータベルトのたるみや傷の有無を点検
・スタータに破損がないかを点検
・エアコンディショナーコンプレッサの破損の有無を点検

車体右側の点検

点検箇所4.右側車体後方
・マフラ、レインキャップ、トランスミッションオイルレベル、クーラントサブタンク、ホース、燃料サプライポンプ、ダストインジケータ、エアエレメントの異常の有無を確認
・燃料タンクのドレンを実施する
・作動油量の点検
・燃料メインフィルタの点検
・エアクリーナの破損の有無を確認
・エンジンオイルレベルの点検を行い、オイルの色と量の確認を実施
点検箇所5.右側キャブ付近
・アーティキュレートシリンダ、ホース、ドア、ステップ、ワイパー、ミラー、キャブ上部作業灯、手すりの異常の有無を確認
・アーティキュレートロックピンの確認
・キャブフレームの確認

車体前方の点検

点検箇所6.右側フロント部
・リフターブラケット、ブレードリフトシリンダ、ブレードリフトシリンダピン、サークルギア、パワーチルトシリンダ、ブレードカッティングエッジ、フロントフレームの異常の有無を確認
・ドローバサイドリフトシリンダ、ドローバサイドリフトシリンダボールジョイントの油漏れや破損の有無を確認
・サークルローテーションモータ、ギアケースの異常の有無を確認
点検箇所7.フロント部
・ドローバボールジョイント、フロントアクスルセンタピン、ステアリングシリンダ、リーニングシリンダ、リーニングロッド、ライト、ホーン、フロントウエイトマウントボルトの異常の有無を確認
点検箇所8.左側フロント部
・ブレードサイドシフトシリンダの油漏れの有無を確認

キャブ付近の点検

点検箇所9.左側キャブ付近
・エアコンフィルタ、ヒューズボックス、シートベルト、ミラーの異常の有無を確認
・各種スイッチの動作確認
・計器パネルの確認

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