ダンプトラック作業開始前点検 HD465

機械トラブルの約70%は作業前点検・定期メンテナンスの不備に起因しています。
点検・メンテナンスを怠ると、機械本来の性能が維持出来ず、「生産性の低下」や「無駄な修理費の発生」を招いてしまいます。
これから説明する点検を実施していただき、機械のベストコンディションを維持しましょう。

点検箇所１．車体フロント部
・ラジエータコア、ステップ、手すり、ライト類の点検

点検箇所２．エンジン左側
・燃料メインフィルタ、燃料プレフィルタの燃料漏れや損傷の有無を確認
・エンジンオイルフィルタ、エンジンオイルレベルの点検
・エンジン下部に油漏れや水漏れがないかを確認

点検箇所３．車体左側
・メインフレーム、ホース、タイヤ、ステアリングシリンダ、フロントドライブシャフト、トランスミッションオイル、ブレーキオイル、ホイストシリンダを点検
・タイヤのひび割れ、摩耗、取り付けボルトの緩みや欠落がないかを確認
・車体下部に油漏れや水漏れがないか確認

点検箇所４．車体後部
・ダンプ本体、ボデーに亀裂や損傷がないかを確認
・ボデーピボットピンに損傷がないかを確認
・リアビューカメラに損傷や汚れがないかを確認
・ライト類の損傷、汚れ、取り付けボルトの緩みを確認
・車体下部に油漏れがないかを確認

点検箇所５．車体右側
・燃料タンク、ストレーナを確認
・燃料タンクにたまった水やゴミを排出
点検箇所６．エンジン右側
・スタータモータ、ホース、配管、電気配線などの異常の有無を確認
・オイル、クーラント漏れの有無を確認
・エンジン下部に油漏れの有無を確認
点検箇所７．エンジン上部
・クーラントレベル、ダストインジケータ、エアクリーナ、バッテリ、ウィンドウォッシャ液レベル、エンジンヘッドカバー、ラジエータキャップ、キャブ、ワイパーの異常の有無を確認
・バッテリボックスの損傷の有無、バッテリ、ハーネス、ターミナルの点検
・エンジンカバーを開き、オイル、燃料、クーラントの漏れや損傷の有無を確認
・ドア、ドアフレーム、ガラスの損傷の有無を確認
・キャブ外側のエアコンフィルタの汚れの有無を確認
・消火器の使用期限を確認

点検箇所８．キャブ内
・運転席、キャブ内側のエアコンフィルタ、ヒューズボックスを確認
・シート、シートベルトの損傷の有無を確認
・キースイッチをONにし、稼働時間を確認
・エンジンの回転状態を確認
・排ガスの色を確認
・ダンプ操作、ステアリング操作の異常の有無を確認
・フットブレーキ、リターダブレーキ、パーキングブレーキの制動能力を確認
点検箇所９．ボデー本体、下側
・ボデー本体の損傷、ダンプボデーマウントラバーの亀裂や、異物の有無を確認
・ホイストシリンダの油漏れ、損傷の有無を確認
・パワートレインの油漏れ、損傷の有無を確認