ブルドーザー作業開始前点検 D155

作業開始前点検 D155【動画】

不具合発生原因の中で日常点検・定期点検の不備が全体の7割を占めており、日ごろのメンテナンスと正しい使い方をすることで、故障や破損を未然に防ぐことができます。本動画ではブルドーザーの作業開始時の日常点検の重要性や正しい使い方をご説明いたします。

動画時間:9分


目次

はじめに

車体左側の点検

車体右側の点検

車体後方の点検

キャブ回りの点検

動作確認


はじめに

機械トラブルの約70%は作業前点検・定期メンテナンスの不備に起因しています。
点検・メンテナンスを怠ると、機械本来の性能が維持できず、「生産性の低下」や「無駄な修理費の発生」を招いてしまいます。
これから説明する点検を実施していただき、機械のベストコンディションを維持しましょう。

車体左側の点検

点検箇所1.左側キャブ回り
・昇降ステップ滑り止め、手摺りの異常の有無を確認
点検箇所2.バッテリボックス内
・バッテリケーブル、ターミナル、バッテリ液、ウォッシャー液の異常の有無を確認
点検箇所3.左側エンジンルーム内
・エンジンオイルレベルゲージでオイルの色、量を確認
・燃料プレフィルタ、燃料メインフィルタ、エンジンオイルフィルタの点検
・水抜き実施後は燃料回路のエア抜きをして下さい。
・ダストインジケータ、エアーエレメントの確認
点検箇所4.左側足回り
・ファイナルドライブ、スプロケット、履帯、キャリアローラ、トラックローラ、アイドラの点検

車体右側の点検

点検箇所5.右側エンジンルーム内
・オルタネータ、マフラー、ターボチャージャ、ラジエータコア、ラジエータホースの異常の有無を確認
・オルタネータベルトの亀裂や損傷の有無を確認
・作動油クーラコアの汚れや目詰まりの点検
点検箇所6.右側パワートレイン回り
・パワートレインオイルレベル、パワートレインケースブリーザを点検
点検箇所7.右側作動油タンク回り
・作動油タンク、作動油レベル、作動油タンクブリーザの異常の有無を確認

車体後方の点検

点検箇所8.リッパー
・マルチリッパーフレーム、シリンダ、ホース、ピン、ツースの異常の有無を確認
・シャンクの損傷の有無を確認
点検箇所9.車体後方
・ドレンコックを開放し、燃料タンクのドレンを行う
・車体下部に油漏れや水漏れがあれば交換や修理を実施する。

キャブ回りの点検

点検箇所10.キャブ回り
・キャブ、ワイパー、フロントガラス、サイドガラス、ミラー、シートベルト、エアコンフィルタの異常の有無を確認

動作確認

点検箇所11.動作確認
・ホーンの機能確認、排気ガスの色を確認
・エンジン始動後、エラーやコーションの有無を確認
・車両を前後進させ、バックアラーム音の点検、ステアリング動作の異常の有無を確認

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