現場安全講座 現場仕事の安全対策

今回のテーマ

地盤改良材運搬中にフォークリフトが転倒し、 運転者が屋根フレームと舗装面の間に挟まれる

被災者 : 土工

被災の程度 : 死亡


災害発生状況

被災者は、最大荷重1.5tフォークリフトを使用して、地盤改良材を入れたフレコンバッグの運搬移動を行っていた。移動中にフォークリフトがバランスを崩して転倒し、運転していた被災者は、フォークリフトの屋根フレームと舗装面の間に頭部を挟まれ、救急搬送後、死亡が確認された。
被災者は、シートベルトを使用していなかった。

原因

  • フォークリフト使用によるフレコンバッグ改良材の運搬作業といった予定外作業を行った。
  • 予定外作業の報告がなく(作業員⇒職長、元請)、有資格者の選任配置を行っていなかった。
  • 被災者はフォークリフトの運転資格(最大荷重1t以上の技能講習)を持たず、用途外使用に対しての認識がなく、また、シートベルトを使用していなかった。
  • 使用予定のない機械が使用可能な状態になっていた。
  • 作業指揮者以外の作業員が荷役運搬作業の指示を行った。

対策

  • フォークリフトでフレコンバッグ改良材等荷物を吊ることを禁止し、荷物の運搬を行う際は、積載型トラッククレーンを使用する。
  • 職長は打合せ時に予定外作業について確認し、作業員に対して予定外作業が発生する時点で職長及び元請職員に報告させ、承認を得るようにする。
  • 職長及び元請職員は、資格が必要な作業に従事する作業員の資格証を確認する。また、翌日作業打合せ時に打合せ簿兼安全衛生日誌により配置有資格者名の再確認を行うことを徹底する。
  • シートベルトが装備してある機械はシートベルトを使用させる。
  • 職長は、使用予定のない機械の鍵は保管を行い、使用者の管理を行う。
  • 荷役運搬作業においての作業指示は、作業指揮者が行う。


(協力) 建設業労働災害防止協会 技術管理部