Daichi Report

「建設機械の日」に 込めた思いを未来へ “KENKIドリームDAY 開催”

建機の価値を次世代へ伝える、新たな記念日
11月19日の「建設機械の日」制定を記念し、一般社団法人日本建設機械工業会(CEMA)は体験型イベント「KENKIドリームDAY」を初開催した。本イベントの主眼は、業界の未来をこれから支えていく子どもたちに、建設機械さらには「現場で働くこと」そのものに興味を持ってもらうこと。人手不足や世代交代が課題となるなか、次世代との接点をいかに創出するかは、業界全体にとって重要なテーマである。コマツもその思いに賛同し、子どもたちの「最初の一歩」を後押しする取り組みを行った。

会場入り口で伝えた、建機の“かっこよさ”

 会場に足を踏み入れると、まず目に飛び込んできたのは、入り口付近に設けられたコマツの展示エリアである。実機を使用した体験型フォトコーナーは、来場者を迎える「顔」として存在感を放っていた。大きな車体、力強いフォルムを間近で見て、触れて、写真に収める――その体験は、子どもたちにとって建機との鮮烈な出会いとなった。保護者がシャッターを切る横で誇らしげにポーズを決める姿からは、建機が「憧れの存在」として映っている様子が伝わってきた。

電動ミニショベル操作で感じる、現場のリアル

 コマツのブースでひときわ注目を集めたのが、電動ミニショベルPC05E-1を使ったボールすくい上げ体験である。レバー操作に合わせてアームが動き、ボールをすくい上げるたびに歓声が上がった。静かでスムーズな動作は電動建機ならではの特長であり、「思った以上に操作がわかりやすい」「現場の仕事が身近に感じられる」といった保護者の声も聞かれた。単なる遊びではなく、現場での操作感を疑似体験できる内容となっていた。

記念撮影スポットがつなぐ、関心の先に

 PC01E-2を使った体験型フォトスポットも終日人気を集め、家族連れが列をつくる場面も見られた。実機を背景にした記念撮影は、建機の大きさや迫力を実感できるだけでなく、「この機械はどのような現場で働いているのか」という想像を自然と促す。こうした体験の積み重ねが、将来の進路や職業観につながっていくのだと期待される。

描いて、親しむ。建機塗り絵の時間

 体験エリアの一角には、建機塗り絵コーナーも設けられていた。ショベルやブルドーザーの線画に自由に色を塗り、自分だけの1台を完成させる子どもたちの姿が見られた。完成した作品を手に、「これ、ぼくの建機!」と嬉しそうに話す様子が印象的であった。描くことで形や構造を知り、建機をより身近な存在として感じてもらう――そうした狙いが感じられるコーナーであった。

次世代と共に、現場の未来をつくる

 「建設機械の日」には、社会インフラを支えてきた建機の価値を次世代へ伝え、現場の未来をつくっていくという思いが込められている。今回の「KENKIドリームDAY」は、子どもたちに夢を届け、関心を持たせると同時に、将来の担い手づくりを考える機会となった。コマツは今後も業界各社と連携しながら、建機を通じて現場の未来を明るく照らす取り組みを続けていく。
 会場ではコーナー企画以外にも、「はたらく じどうしゃ博物館」𡈽田健一郎館長によるトーク、絵本作家・はっとり ひろき氏の読み聞かせ、お笑いコンビ・ハリセンボンの箕輪はるか氏を迎えたステージ企画なども実施された。また、京都大学大学院工学研究科の高橋良和教授が建設産業の未来や技術革新について語る場面もあり、子どもだけでなく保護者や業界関係者にとっても示唆に富む内容となった。
(写真:読み聞かせを行う
絵本作家・はっとりひろき氏)
各メーカーのグッズショップも設けられ、コマツブースにも多くの親子が楽しんでいた