日本の暮らしと自然を守る役目を背負い活躍する 水陸両用ブルドーザーD155W-1
水陸両用ブルドーザーD155W-1は、前回の大阪万博(日本万国博覧会)開催の翌年である、1971年に生産を開始した。以降、D155W-1の施工実績は全国の沿岸部、河川で1,200件を超えている。東日本大震災の復旧工事にも貢献した。現在、稼働しているのは5台で、すべてを開発時に深く関わりのある青木あすなろ建設株式会社が所有している。
日本は河川が多く、海に囲まれ、水資源が豊富な国であるが、その一方で治水工事や浚渫工事がその分必要となっている。川が狭く、急勾配で水深が浅いなど地形的な制約が多い場所では作業船での工事が難しい。そのような現場では、水陸両用ブルドーザーが50年経った現在も活躍し続け、日本の暮らしや自然を守り続けている。