建設業界で若手人材を獲得していくには
少子化に伴い、求人市場の競争が激化している。長年にわたり高校生の就職支援を行ってきたハリアー研究所の新留英二氏によると、建設業界が国のインフラを支える重要な仕事であるというメッセージを継続的に発信することが、同業界における高卒人材の獲得には有効だという。
「建設キャリアアップシステム(CCUS)」は技能者の資格や現場での就業履歴などを登録・蓄積し、技能・経験が客観的に評価され、技能者の適切な処遇につなげる仕組み
建設業界では、大手企業を中心に給与水準が上昇しています。例えば、2020年には東京都内の建設会社の平均月給が20万4,000円※となっており、これは2015年の平均月給18万5,000円から約10%の増加です。これは技術の進化と労働力不足が影響しています。
※ただし、都市部と地方の給与格差は依然として約4万円の差が存在している