電動マイクロショベル PC05E-1
福島県東白川郡棚倉町に本社を構える藤田建設工業株式会社は1950年に創業し、70年以上の歴史をもつ総合建設会社。現在は県の内外に9拠点を有し土木工事から一般住宅の施工まで、対応範囲は多岐にわたる。施工の効率化を図るためいち早くICT施工を進め、河川災害時の迅速な対応が必要な状況において早期復旧に貢献できるなどの強みを発揮している。同社は県知事賞受賞県内1位という実績だけではなく、環境マネジメントシステムを併用し高い意識で環境問題・SDGsへの取り組みを推進している。その一環として地域産木材の活用、植樹など地域循環型社会に寄与するよう会社として取リ組んでいる。
以前より同社はPC01E-1がレンタルで導入された時から電動化建機の導入を検討しており、PC05E-1の発売が決まった際にいち早く導入を決定。全国で初めての導入となった。23年12月14日に開催した納車式では、内藤勇雄社長からも「化石燃料を使用しないため、環境負荷低減につながる。PC05E-1を新たな建設機械というよりも新しいパートナーと考えたい」と力強く話をいただいた。稼働現場としては、騒音や排気ガスがないという特長をいかし、屋外だけでなく建屋内や立坑内など、さまざまな場所や場面で使用する予定だ。
コマツに対して「新しい風を吹かす機械の開発をしてもらい、それを使って地域社会に貢献したい」と江田忠専務は話す。同社では今後主力の大型機種の電動化導入も検討している。「次世代に豊かな環境を残していきたい。少しでも CO₂削減に繋げられれば」と環境貢献への抱負を語った。
株式会社 藤田建設工業
【事業内容】