国有林の造林・造材作業に

株式会社イエツネ林業様

 

PC120-11 ハーベスター・プロセッサー装着可能仕様/林業グラップルSP仕様

1959年より北海道足寄郡で造林・造材業を営む株式会社イエツネ林業。日本の中でも特に寒さの厳しいこの土地で、国有林を専門に60年以上にわたり、年間約20,000㎥を出材する広大な森を管理している。
造林・造材業では森の木を伐り、造材する一方で、伐倒後は苗木を植え、下草刈りなどを行い森を育てる。
イエツネ林業では伐倒から育林まで、木の一貫作業を行っていることが強みだ。

 


 


 
造林・造材作業になくてはならないコマツの建機
国有林は急峻な現場が多く、機械が登るのに困難な地形が多い。そのため人の手でチェーンソーを使って伐倒した後、林業アタッチメントを装着した油圧ショベルで玉切りや枝払い、集材といった作業を行う。
イエツネ林業の油圧ショベルは全てコマツ製。PC120‐8、PC120-11、PC138US-10を計11台保有している。造林・造材の作業において、コマツの建機は無くてはならないという。「以前は他社の建機を使用していたこともありますが、修理を依頼した際の対応に時間を要していました。その点、コマツはすぐに駆けつけてくれる。これ以上ないくらいアフターフォローが良いと感じています。」と家常尚詞社長は語る。
「原価償却期間は5年で、通常は8~9年ほど稼働させるが、当社は6~7年ほどで入れ替えている。」作業中に機械が故障してしまうと修理で作業が中断されてしまうため、早めに新しい機械に入れ替えることで作業効率の良さを保っているという。
 
国有林の急斜面での造林。機械による省力化を進めて行きたい
急斜面が多い国有林の造林作業はまだまだ人力が中心。林業も他の業界同様、人手不足が課題となっており、今後は省力化できる機械を開発してほしいという。「ウインチを使って木を引っ張る引付作業においてブルドーザーは必要不可欠です。」林業ブルドーザーは林内の除雪や作業導線の慣らし作業にもなくてはならないとして、開発を希望しているという。さらに現在はコマツの油圧ショベルに他社製の林業アタッチメントを装着しているが、「コマツが車体とアタッチメントを一体開発できればメンテナンスと含めて効率が良くなるのでは。」とアタッチメントとの一体開発についても要望が上がった。安全、高効率化のためにも作業の機械化、そして省力化が求められている。
 

環境問題・地域貢献にも積極的に力を入れる同社は「CO2削減対策としての森林整備も私たちの仕事です。二酸化炭素の削減に貢献できれば。」と2022年にSDGs宣言を行った。さらに地元の企業として地域貢献を大切にしたいとの思いからボランティア活動のほか、若手採用にも力を入れ幅広い世代が働く活気ある職場となっている。「安全第一で、チームワークで頑張っていきたい」と語る家常社長。北海道の広大な大地で、コマツの建機と共に森を守り、育てている。

お客様プロフィール

株式会社イエツネ林業

【事業内容】

・造林、造材業


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