そう語るのは、戸高興産代表取締役の戸髙明仁さん。戸高興産は年間で4万㎥を越える木材を産出する、宮崎県でもトップクラスの生産者だ。山林を山の所有者から丸ごと仕入れ、きれいに伐採する。常時3つの現場が稼働しているが、現時点で約1年分の在庫があるそうだ。
なぜこれほど仕入れがスムーズにできるのか。他より高く仕入れるだけでなく、戸高興産は仕事がきれいだと質の面でも評価が高い。仕入れ値が高くても、機械で作業効率を格段にあげることができ、薄利多売で利益を確保できる。また安全に植林ができるように作業道を作り、水の流れを整備することも、建設機械を駆使すれば何なくできる。
「最新の高性能林業機械を使うので安全だし、お客様にも喜ばれるので、やりがいもあると思います。未経験の若い人も入ってくるようになりました」戸髙さんは機械化林業の将来に手ごたえを感じているようだ。
(写真:代表取締役の戸髙明仁さん)
有限会社 戸髙興産
本記事は2016年 Vol.121 「大地」記事を基に掲載させていただきました。
<事業内容>
■木材の素材生産業