歯舞漁業協同組合が目指しているのは、単に市場機能を維持することではなく、地域そのものの未来を支えることにある。若い世代が地元へ戻り、地域産業の担い手として活躍することが、漁業の持続と地域活性化につながる。「地域のため、そして漁業のためにできることを続けていきたい。この新施設がそのための拠点となり、新しい人や取り組みが生まれていく場所になればと思っています。歯舞の漁業を未来へとつないでいくために、これからも挑戦を続けていきたい」と中村専務理事は語る。設備投資、人材育成、業務改革を一体で進めながら、これからも地域漁業の未来を切り拓く取り組みを積極的に推進していく。

2022年に供用開始した高度衛生管理型市場。延床面積約2,600㎡の施設が、水産物流通の拠点として機能するとともに、防災や地域交流の役割も担っている。