ICTの活用は、オペレーターの負担軽減という点で、その有効性が発揮されている。例えば法面整形の場合、従来の施工では、オペレーターは作業のたびに油圧ショベルを降り、丁張を確認して勾配をチェック。そして修正が必要であれば再び搭乗する作業を何度も繰り返す必要があった。それがICT建機の導入により、3D図面に従って車内で操作するだけで施工が完結するため、オペレーターの負担軽減と作業効率の向上に大きく貢献した。同時に、手元作業員の配置が必要なくなるため省人化を実現。コスト削減や現場の安全性向上を支えている。また、丁張設置の必要がなくなった点も大きい。「昨年、道路改良工事を行ったのですが、工程表作成時には10カ月かかる予定だったところ、9カ月で完成することができました。実質1カ月程度の工期短縮および省人化が実現しました」と魚谷専務は語る。

同社では「歳をとっても働ける会社、働きがいのある会社」をミッションに掲げ、社員が長く安心して働ける環境づくりを進めている。その結果、離職率は低く、従業員が満足感をもって就業できる職場が実現している。「5年後に売上げ50億、最終的にはグループ全体で売上げ100億を目指しています。現状では簡単な数字ではありませんが、その目標に向かって挑戦することに意義があり、挑戦によって企業は成長していくのだと考えています」と金子社長は語る。人を大切にしながら、先進的な取り組みに積極的に臨み、挑戦し続ける。この姿勢が、ミヤケンを新たな地平へと導いている。
