当社はこれまでも、スマートコンストラクション®の導入経験があり、生産性向上・安全性向上などの導入メリットを理解しています。今回の現場は、離れた場所に3つの工区が点在しており、工区間の移動にかかる時間や作業員の配置などの課題がありました。そこで、スマートコンストラクション®を導入し、生産性高く施工を進めて、限られた人と工期に対応したいと考えました。
また、今回の現場で初めてSmart Construction Simulationを導入し、高精度な施工計画を短期間で策定して、さらに施工効率が向上することに期待しました。
当現場は、ICT施工現場として、地元でも注目されていたため、最新技術を知ってもらうよい機会だとも考えました。
今回の現場は、3工区が点在しておりましたが、Smart Construction Dashboardでは、アプリ上で現場が見えるので、日々の出来形管理を効率的に行うことができましたし、オペレーターと現場の進捗共有も事務所にいながらできました。現場に行かなくても管理業務が行えたので、移動時間も削減され、他の事務作業に集中することができました。今回のように工区が点在した現場でもリアルタイムに確認できるのが大きな利点だと思います。
また今回の現場はこれまでの経験上4か月程度かかると想定しておりましたが、Smart Construction Simulationで施工計画を行ったところ3か月まで工期短縮し、実際にスムーズな施工が実現でき工期に間に合わせることができました。
今後も新しいソリューションに目を向け時代の変化についていけるよう積極的に取り組んでいきたいと思います。