■■ 現場詳細 ■■ 新潟県
上越市内を流れる関川に堆積した土砂を撤去する国土強靭化対象工事
【施工数量】範囲:延長 200m 土量:掘削 18,000m³
【ソリューション】Smart Construction Dashboard/Smart Construction Fleet/Smart Construction 3D Machine Guidance/ペイロードメーター
【稼働建機】PC200i/PC200マシンガイダンス装着機
(掲載月:2024年10月)
(株)高舘組 土木部係長 藤岡健夫さん
ICT施工は、実際にやってみたら、想像以上に精度が良かったです。今回の現場は範囲が広く、出来形を分割して計測する必要があり、計画当初よりその計測範囲やタイミングを判断するのが課題だと感じていました。この課題解決のために今回活用したSmart Construction Dashboardは、現場の進捗が色分けにより直感的にわかりやすく可視化されるので、計測を行う際の判断に大変役立ちました。何よりも、実際に使用して想像以上に精度が良かったことに驚きました。また、デジタルツイン上に、3次元設計データや3次元測量した点群データを反映させ、進行する現場を可視化することにより、工程管理を楽しく進められるという副次的な効果もあったと思います。この現場では新入社員の「けんせつ小町」も常駐し、ICTを通じて管理業務を任せることで様々な経験を積んでもらいました。その一つが、ダンプの運行管理で活用したSmart Construction Fleetです。実際にダンプに乗ってアラート機能も体感するなどして運行管理への理解を深めながら、走行記録や積込実績のデータの出力など、毎日の運搬管理表を、楽に作成することができました。また、書類作成やICT活用に建設ディレクターが関わることによって、バックオフィス業務もこの現場全体で10%近く作業効率をアップできたと思います。会社としてICT活用を推進する中で、現場に携わる全員でICT施工に取り組み、会社全体でICTを活用するステージに来たことも感じましたし、自信を持つこともできました。会社としては勿論ですが、私個人もまた次のステージを目指して挑戦し続けたいと思います!