■■ 現場詳細 ■■福島県郡山市
郡山市を流れる河川の堆積土砂を撤去・運搬する工事
【施工数量】延長:223.6m 土量:8,373m³
【ソリューション】Smart Construction 3D Machine Guidance
【稼働建機】PC200マシンガイダンス装着機
(掲載月:2024年9月)
多くの決め手で導入を決断
■■導入経緯■■
むさし建設(株) 工事課長 田母神吉典さん
当工事は河川に堆積している土砂を撤去する工事でした。
水面から約1.3m程下を掘削するには、丁張り設置も困難ですし、オペレーターも掘削する高さがわからず、出来形の管理をどうするかなど多くの課題がありました。社内で検討していたところ、以前から興味のあったICT建機の導入提案が上がり、検討する運びとなりました。
担当営業より、Smart Construction 3D Machine Guidanceの話を聞き、今回の現場で十分に活用できると判断したことから、PC200マシンガイダンス装着機の導入を決めました。
また、Smart Construction 3D Machine Guidanceのモニターを遠隔で確認できる機能を活かして、発注者の立ち合い検査にも活用できると考えたことや、費用面でもSmart Construction 3D Machine Guidanceの簡単3Dの機能を活用することで、通常のICT施工に比べて安価で、精度もサポートも十分だということも導入の決め手となりました。
安全に検査に対応
■■導入効果■■
むさし建設(株) 工事課長 田母神吉典さん
施工箇所が水中部ということで、丁張りの設置作業が困難なことやオペレーターの掘削高さの確認が困難なこと、仕上がりを確認するための検査方法などの多くの課題がありましたが、Smart Construction 3D Machine Guidanceを導入したことですべて解決できました。
丁張りの設置作業を一切行わず、操作方法もシンプルでわかりやすく、操作性についても、オペレーターはすぐに慣れてスムーズに施工していました。従来施工の立ち合い検査だと、、水面にボートを浮かべて検査する必要がありましたが、Smart Construction 3D Machine Guidanceのモニターを遠隔でiPadに表示することで、安全に検査に対応することができました。地域の工事としては、 Smart Construction 3D Machine Guidanceの導入は初の試みであり、発注者からも高い評価を頂けました。これからも施工履歴データを用いた出来形管理など、ICT施工に関して積極的に取り組んでいきたいと考えております。