徳島県 廣間組(有) 様

廣間組(有) 代表取締役社長 西田静男さん
これまで経験した現場から、ＩＣＴ建機を導入することで丁張りや検測員を最小限に減らすことができ、生産性が向上することを実感していました。また、過去にスマートコンストラクション®を導入した現場も複数あり、今回で3件目となります。
今回の工事は四国の一級河川である那賀川の堆積した土砂を取り除く工事で、降雨時には水位が上昇し施工箇所が水没することで施工進捗の確認ができない恐れがありました。そこで、スマートコンストラクション®を活用すれば、PC200iで施工した履歴データがクラウド上に保存されるため、万が一施工箇所が水没するようなことがあっても、どこまで施工が進んでいたかを容易に確認することができ、安心だと考えました。さらに、施工履歴データを段階確認にも応用することで、現場全体の生産性をより向上できると考え導入を決意しました。

廣間組(有) 工事部長 松本誠さん
ＩＣＴ建機を導入したことで現場全体の生産性や安全性が向上しました。PC200iに搭載されたモニターに設計データが表示されることで、現場に丁張りが無くてもモニターを見て施工ができました。さらに、施工完了した箇所にバケット刃先を合わせることで高さの確認もできるため、検測員の配置や検測作業が削減されて施工を止めることが無くなりました。また、PC200iのマシンコントロール機能で設計面以上に掘り込まないよう作業機が制御されるため、過堀りをする心配がありませんでした。
建機内のモニターに映る施工箇所の色が変化することで進捗状況を把握でき、この施工履歴データはクラウド上にも保存され、そのデータを段階確認にも活用しました。そのため、発注者に現場へ足を運んでもらう必要がなくなり、安全でスムーズに段階確認を進めることができました。
今回もスマートコンストラクション®を導入し、改めて生産性や安全性の向上につながることを実感しました。今後も積極的にＩＣＴ活用工事へ取り組んでいきたいと思います。