福島県 (株)マイタック 夏井川作業所 様

#741 熟練オペレーターとレトロフィットの相乗効果

■■ 現場詳細 ■■福島県いわき市平塩
加地和・渡辺特定建設工事共同企業体として、川の拡幅をする河道掘削工事
【施工範囲】右岸側 延長300m 【施工土量】60,000m³
【ソリューション】Smart Construction Retrofit
(掲載月:2022年11月)

安全性とコスト面で導入を決意

■■導入経緯■■

(株)マイタック 夏井川作業所
所長 木戸義行さん
今回の現場は、総延長が右岸と左岸を合わせて2km、総土量が250,000m³の河道掘削工事でした。通常の施工だと、川底を掘削する際に作業員が川の中に入って高さを測る大変な作業が発生するため、安全性が確保できるICT建機の導入を検討していました。コスト面で少し悩んでいたところ、マシンコントロール機能のICT建機より低コストで導入できるレトロフィット装着機の提案を受けました。レトロフィット装着機でも、建機の施工履歴データを活用することで、作業員が川の中へ入らず安全に作業を進められると説明を受けたので、導入を決めました。
また、法面整形作業の工程もあり、レトロフィット装着機に法面バケットを装着することで、丁張り不要で従来施工よりも効率よく施工ができるとのことでしたので、施工の一部ですが、300mほどをレトロフィット装着機で「ちょっとやってみるか!」と施工しました。

『ICT』への苦手意識を払拭!

■■導入効果■■

(株)マイタック 夏井川作業所
所長 木戸義行さん
従来施工の場合、25mおきに丁張りの設置作業が必要でしたので、300m分の設置作業の工数が削減されました。手元作業員も必要なく、レトロフィット機に入れた3次元設計データを元にオペレーター1人でスピーディーかつ確実に作業していました。熟練オペレーターの技術と相まって想定以上の仕上がりとなりました。
(株)マイタック 夏井川作業所
オペレーター 村田一弘さん
最初は「ICT」と聞いて自分には使えないと思っていましたが、レトロフィット装着機に慣れると作業がとても早く進んで効率的でした。自動停止制御はしないので、オペレーターの技術が必要ではありますが、モニターにバケット刃先の高さの数値が表示されるだけでなく、設計面に近づいた時に音の違いでも知らせてくれるので聞き分けながらスムーズに施工できました。
コマツの建機は力があって仕事が早いので、昔から好きでした。今後も頼りになるICT建機を使いたいと思います。

(株)マイタック 夏井川作業所 様

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  • 所長 木戸義行 さん

  • オペレーター 村田一弘 さん


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