(株)三上工務所
工事長 新井啓佑さん
今回の工事は、調整池に堆積している土を撤去し水を貯める場所を確保するための工事で、発注者指定型のICT活用工事だったためマシンガイダンスの建機を導入することにしました。マシンコントロールではなくマシンガイダンスにした理由は、予算面で優しいというだけでなく、手動の部分を残して作業をしたいという思いがあったからです。会社としてICT活用工事の経験はあったものの、私としては初めてのICT活用工事だったため、マシンガイダンスの建機での施工を決めました。コマツに任せようと思った決め手は、価格の面だけでなく、施工内容の提案や必要資料の作成、i-Constructionの5つのプロセスへのサポート面が充実していたことです。オペレーターはICT建機の使用経験があったのですが、その経験に合わせ納入指導を行っていただけることもあり、コマツでICT活用工事に取り組むことを決めました。
(株)三上工務所
工事長 新井啓佑さん
今回の現場は土質が悪く、人が足を踏み入れるのが困難で丁張りも難しい現場だったため、マシンガイダンス機能にはとても助けられました。従来施工だと丁張りが50本ほど必要な現場であり、足場の悪いところに手元作業員を置くと建機と人との接触事故が起こる危険性があります。今回、ICT建機の導入により丁張りいらずで施工でき、手元作業員を配置する必要がなかったため、現場の効率化と安全性向上を実現できました。ドローン測量は1時間ほどで終了し、測量後その日のうちにデータ化を進めてもらい、翌日には処理済みのデータをいただくことができました。この現場の土質だと通常測量ではかなりの工数がかかってしまうと予測されるため、大幅な工数削減につながりました。初めは丁張りレスで本当に設計図面通り施工できるのか不安でしたが、出来形測量を終え、精度の高い結果が出たときには皆で感嘆してしまいました。今後も現場状況を考慮し、積極的にスマートコンストラクションを活用していきたいです。
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