工事部課長 小山龍男さん
1947年 創業 「誠実・実行」の精神に則り、 コンプライアンスの確立を図り、 先達からの技術の研鑽を糧に未来の会社環境の創造に全力を尽くす。
■■現場詳細■■ 東日本台風で被害が大きかった国道349号線。交通・土砂災害・冠水など国道349号が抱えている課題を解消する工事。 【施工距離】120m 【施工土量】切土 32,000m³ 【ソリューション】 SMART CONSTRUCTION Drone スマートコンストラクションアプリ ■■導入経緯■■ 後藤工業(株) 工事部課長 小山龍男さん 今回の現場は、一般道から奥に入った電波の通りにくい単体の山で6段の法面を整形するため、丁張り測量に多大な時間と労務が必要になるという課題がありました。以前にスマートコンストラクションを導入したことがありましたが、再度担当営業から丁張りが不要であることや、日々の進捗管理ができるため生産性が上がるという説明を聞きました。短時間で簡単に施工面積を把握・管理でき、丁張り設置や直し作業が不要で工期短縮が見込めると思い、迷うことなく導入を決めました。
■■導入効果■■ 後藤工業(株) 工事部課長 小山龍男さん 電波状況が悪くGPSがあまり取得できない現場のため精度に心配がありましたが、固定局を使用して日々の刃先確認を行うことで、誤差が出ても数cm程度であり、高い精度で特に問題なくスムーズに施工が進んでいます。そして、従来であれば建機や作業員、燃料も全て今の2倍は必要でしたがスマートコンストラクションを導入したことで、従来の半分しかかかっていません。さらに、並行作業を行っている建機とも物理的な距離をとっておけば建機同士の接触はなく、また、手元作業員を必要としないことから転落リスク等の2次災害防止にもなり、より安全な施工へと繋がりました。スマートコンストラクションアプリでは、作業の進捗確認ができ、毎月の下請け用出来形管理や、官公庁へ提出する週ごとの進捗状況等が、特別な操作なく表示されるため、非常に分かりやすく便利で助かっています。発注者側もICT施工はコマツが得意と考えているようで、精度や土量算出等に関しての信頼も非常に厚いため、現在も何ら心配せず順調に工事ができている状況です。
掲載月:2022年1月