代表取締役 後藤剛さん
工事部長 藤本哲心さん
当社は道路工事から災害復旧まで、 確かな工事で地域社会の基盤を 築いていきます。 地域の人に支えられ、 地域の未来を創造する。 安全で心地よく、人にやさしく、 地球にやさしい「環境づくり」。 それが私たちの仕事です。
■■現場詳細■■ 熊本県上益城郡山都町 道路拡張工事 既存の県道が元々狭いうえに、急カーブで通行にも危険な道路で地元住民からの要望もあり、道路を広くするための拡張工事。 【施工土量】 掘削 10,300m³ 法面整形 1,850m² 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ ペイロードメータ SMART CONSTRUCTION Retrofit 【使用建機】PC78USi/PC200 ■■導入経緯■■ 後藤工業(有) 工事部長 藤本哲心さん 当社はこれまで経験が無く、世間的にもICT活用を進めようという風潮であることと、設計書に記載があったこともICT活用に取り組むきっかけとなりました。また、今回の現場はカーブ及びねじれの掘削法面整形という難易度の高い条件があり、従来の施工では丁張りを掛ける工数もかかるので、元々付き合いのあった担当営業に相談しました。自社で作成した3次元設計データをICT建機に転送して施工が可能ということで、説明を受けたマシンコントロール油圧ショベルの『止まる』機能などに期待して、PC78USiとレトロフィットキットを装着したPC200の導入を決めました。
■■導入効果■■ 後藤工業(有) 工事部長 藤本哲心さん 今回一番感動したのは、法面整形作業です。当社では、法面整形の際にオペレータ自身が建機から降りて出来栄えを確認することが慣習となっていましたが、今回はICT建機内のモニタ画面に表示されている3次元設計データを見ながらの施工となるため、建機から降りる必要もなく、オペレータの負担軽減に繋がりました。また、今回一番難しかったのは、途中で土質の硬さが変わることです。岩盤があり硬い箇所は、ICT建機以外の建機で施工するには力を入れ過ぎて掘り込むなどの不安があり、大変だったと思います。しかしICT建機で施工すると『設計面で止まる』という安心感があるので、思い切り作業ができて良かったです。従来ですと、掘削する建機の施工速度が早いのですが、今回は法面整形をしたPC78USiが、先行して掘削しているPC200レトロフィット機にプレッシャーをかけていました。その結果、工期は1ヶ月ほど短縮し、期待以上の効果を得られました。施工速度が速いにも関わらず、施工が難しい法面のカーブ及びねじれの部分も綺麗に施工できていたので、現場を見に来られた方が驚かれていました。
掲載月:2022年1月
掲載月:2021年1月