小松原未来さん
オペレータ 藤巻諒さん
1968年 創業 「創意・努力・誠実」をモットーに「豊かな地域づくりに貢献する企業」としての責務を誠実に果たして参りますとともに、技術の更なる向上はもちろん、安全安心を合言葉に品質確保・環境保全・コンプライアンス等に対し全力で取り組み、地域からの信頼に引き続き応えてまいります。
■■現場詳細■■ 岩手県 一関遊水地第1遊水地湛水地造成外工事 北上川の増水などによる災害を防止する遊水地を整備する工事 【施工土量】 切土76,870m³ 盛土20,300m³ 【ソリューション】 スマートコンストラクションアプリ 【ICT建機】 PC200i、PC128i D61PXi、D65PXi ■■導入経緯■■ 進栄建設(株) 小松原未来さん 以前より、ICT施工にはメリットがあると考え、ICT施工の講習会に積極的に参加していました。今回の現場はICT活用工事で、広大なエリアを整地したり、複雑な水路を掘削する工程がありました。また、施工するエリアが2か所に離れていて、管理する上で非常に難しい工事でした。課題の多いこの現場で、初めてのICT活用工事でしたので不安を感じていましたが、スマートコンストラクションを導入することで、現場の生産性がどのように向上するのか実際に確かめることができるという思いと、ICT施工への大きな期待を持って前向きにチャレンジしました。
■■導入効果■■ 進栄建設(株) オペレータ 藤巻諒さん ICT建機は、今回初めて操作しました。特に驚いたのは、PC200i-11型の「バケット角度保持機能」です。従来の油圧ショベルで同じ作業をすると両手の微妙な操作が必要で慣れるのには経験が必要でしたが、この機能を使うと経験の少ないオペレータでもストレスなく施工できると感じました。複雑な操作から解放されたため、余裕をもって周囲の状況確認ができ安全面でも効果を感じました。 進栄建設(株) 小松原未来さん 感動したのはスマートコンストラクションアプリですね。土工着工前には「計測機能」がとても活躍しました。アプリを使うと道路がまだない場所でも事務所にいながら、パソコンの画面上で正確に距離を測れるので大幅に工数削減ができました。また、今回は複数個所のエリアを施工する工事であり管理に不安がありましたが、アプリで現場進捗が見えるので施工の遅れなどが事務所に居ながら確認ができたのにびっくりしました。施工途中、埋設管が見つかった為、2か月ほど掘削作業に着手できない期間がありましたが、ICT施工をしていなければ工期内に完工することができなかったと思います。
掲載月:2020年8月