鹿児島県 (有)木下造園 様

(有)木下造園 主任 木下智博さん
当社はＩＣＴ活用工事の活発化を見据え、3年ほど前から保有していたPC200にSmart Construction 3D Machine Guidanceを後付け装着し、活用してきました。
今回の現場は工期に余裕がなかったのですが、どこまで掘削すれば予算内の土量で施工できるのか、発注者との打合わせが必要でした。設計が決まらないと施工に着手できませんが、自社で3次元設計データ作成ソフトなども持っていないため、素早く土量算出できる方法がないか担当営業に相談しました。Smart Construction Design3Dであれば簡単な操作で3次元地形データ上に仮設設計を作図でき、概算数量を算出できるという話を聞き試してみることにしました。また日々の施工進捗を管理するために、PC200マシンガイダンス装着機の施工履歴データが反映するSmart Construction Dashboardも導入しました。

(有)木下造園 主任 木下智博さん
従来は2次元上で想像力を働かせながら行っていた工数がかかる業務も、Smart Construction Design3Dでは驚くほど少ない工数で作図ができ、3次元データを用いることで視覚的にもわかりやすく、発注者との打合せもスムーズに行えました。さらに、作図したデータをPC200マシンガイダンス装着機に転送すると切り出し位置が確認でき、想定より4日ほど早く施工を開始できました。施工管理においては現地で測量して図面に落とし込む作業で1日3時間は必要でしたが、Smart Construction DashboardではPC200マシンガイダンス装着機の施工履歴データが反映されたアプリ上の作業で1日1時間に短縮し、人工が42%削減されました。施工日の進捗がさかのぼって確認できるので、完成検査時にアプリ画面を見せながら進捗状況の説明ができたのも便利でした。
また、現場規制により日没後の施工が求められていましたが、モニター画面に表示される3次元設計データで丁張りや手元作業員が不要となり、日没後でも作業できる点も良かったです。
今後さらにＩＣＴ活用工事を推進すべく新型のPC200i-12を購入しました。0.25・0.45クラスの新型機リリースにも期待しています。