■■ 現場詳細 ■■熊本県熊本市北区植木町
一般国道3号植木バイパス事業の一環とした鐙田地区の改良工事
【施工数量】範囲:施工面積2,000m² 盛土法面900m² 土量:盛土6,000m³
【ソリューション】Smart Construction Dashboard/Smart Construction Fleet/転圧管理システム
【稼働建機】PC200i/D37PXi
(掲載月:2025年11月)
熱中症災害防止に期待
■■導入経緯■■
三州建設(株) 神田生樹さん
この現場は現場外から土砂を搬入し盛土する工事で、運行経路上に細い道や注意が必要な交差点があったり、現場出入口から距離があり見通しが悪い箇所に誘導員を立たせなければいけませんでした。夏場の工事で簡易的な待機所はあるものの炎天下で待機させることで熱中症災害の懸念もありました。別現場でSmart Construction Fleetを導入した担当者からダンプトラックの走行位置がリアルタイムで把握できるという話を聞き、熱中症災害防止対策や管理工数削減につながることを期待して導入を決めました。
また、発注者に稼働実績を提示しなければならないため、証明として使用したいと考えSmart Construction Dashboardも導入しました。
追跡調査・車両の台数管理工数削減!
■■導入効果■■
三州建設(株) 内田昌已さん
従来ではダンプトラックが稼働する期間中は毎日2時間ほどを費やし運行経路上を正しく通っているか追跡調査を行います。Smart Construction Fleetを導入したことで設定した運行経路上を走っている様子を事務所のパソコンでリアルタイムに確認でき、現場巡回の工数を削減できました。また現場にて付きっきりで行っていたダンプトラックの台数管理もアプリ上で運搬実績を確認できるため、作業終了後に事務所にて1日15分ほどの確認作業で済むようになり、運行管理に伴う人工を79%削減することができました。誘導員にもスマートフォンを持たせたことでダンプトラックが来る時間を把握でき、適切な休憩を挟めたことで導入時に期待していた熱中症災害防止にもつながりました。
Smart Construction Dashboardは盛土の日進量確認に使用しました。アプリ上で日当たり施工量や進捗が3次元で確認できるため、パソコン画面を見せながら発注者との協議や現場内での打ち合わせに活用でき、紙で説明するよりも伝わりやすく便利でした。