■■ 現場詳細 ■■北海道札幌市厚別区
現在の厚別西川を改修し、水位を堤内地盤高より低くするとともに、浸水被害の軽減を図る工事
【施工数量】範囲:工事延長L=134m 土量:2,200m
【ソリューション】Smart Construction 3D Machine Guidance/Smart Construction Fleet/Smart Construction Dashboard
【稼働建機】PC128USマシンガイダンス装着機
(掲載月:2025年9月)
業務効率化に期待して導入
■■導入経緯■■
勇建設(株)工事部 工事課 崎山壮龍さん
当現場では、少ない人員で業務を実施する必要があるため、測量業務や手元作業などの手間を減らし、施工の効率化を図りたいと考えていました。
さらに、今回の現場では若手社員が担当していることもあり、データ作成からICT施工までを体感・経験してもらうことで、技術力の向上にもつなげたいという思いがありました。
また今回、Smart Construction Fleetを導入して、ダンプの運行管理をリアルタイムで行うことで、運行経路の確認や積込み回数の管理などの効率化、さらにアラート機能を活用してダンプトラックの運転手に対して危険箇所を周知することで安全性の向上を図ることも可能だと考え、導入に至りました。
河床部の水中掘削でも安心!
■■導入効果■■
勇建設(株) 工事部 工事課 崎山壮龍さん
今回の現場は新入社員の教育も兼ねており、設計図通りに施工ができているのか確認するため、確認用丁張りの設置と手元作業員を配置して作業を行いました。
施工においてはSmart Construction 3D Machine Guidanceの導入により、丁張り設置作業は5割削減、手元作業員は9割削減となり、安全に工数削減を実現することができました。
また、河床部は水中掘削となるため、施工箇所が見えない中での施工に不安がありましたが、 Smart Construction 3D Machine Guidanceで施工し、施工履歴による管理をすることで作業員による計測手間が削減され、その分作業員は他の業務にまわすことができたので当初の予定より工期が1か月半ほど短縮しました。Smart Construction Fleetでは、ダンプが正規ルートを通っているかの確認、積込み回数の管理以外にアラート機能を使用して危険箇所の周知やお昼の休憩の通知を一斉に知らせることにも活用することができ、さらに工事成績評定の創意工夫としてもポイントになりました。