掲載日:2025年11月21日
私は中小企業の経営者です。
先日のセミナで、中小企業の事業承継において「相続時精算課税贈与」が改正され、活用しやすくなったと説明がありました。
どのように変わったのか、概要を教えてください。
相続時精算課税の制度とは、原則として60歳以上の父母または祖父母などから、18歳以上の子または孫などに対し、財産を贈与する際に選択できる贈与税の制度です。
令和5年度の税制改正で、事業承継にも使いやすい仕組みに変わりました。ポイントは次のとおりです。
相続時精算課税を使うには、最初の贈与を受けた翌年の贈与税申告の際に、税務署へ届出が必要です。
■必要な手続き
