経営者保証ガイドラインの活用

【セミナでのお客様からのご質問】

私はコマツの営業社員です。
ユーザの社長より、「会社に借入金に対して、個人保証をさせられているが何とか解消できないか?」という相談を受けました。
何か良い方法はないでしょうか?

【城所講師からの回答】

中小企業の経営者による個人保証は、中小企業の資金調達の円滑化に寄与する面があるものとして、融資慣行として定着していますが、一方で、経営者による思い切った事業展開や、経営不振に陥った場合における早期の事業再生を難しくするなど、企業の活力を阻害している面も見られます。
「経営者保証ガイドライン」の目的は、これらの課題を解消することにより、中小企業の経営者の皆様と金融機関等が良好な信頼関係を築きながら、創業や事業の成長・発展、早期の事業再生、円滑な事業承継、新たな事業の開始等の中小企業の各ライフステージにおける取組意欲の増進を図り、中小企業金融に実務の円滑化を通じて中小企業の活力を一層引き出し、日本経済の活性化に資することにあります。
【城所先生のコメント】
現在、全国各地で、「経営者保証ガイドライン」に基づいて、経営者の個人保証を解除してもらっています。
詳しくは、お付き合いの金融機関の担当者にお尋ねください。