【城所講師からの回答】
相続税の税務調査は、亡くなった方の一生の財産を、ごく短期間で調査して、その正確性を確認するために行われます。
そのため、内容によっては相続人に対して、相当厳しい調査やプライバシーに関することについての聴き取り等の対応も行われます。
相続税の税務調査は、通常、次の3つの調査があります。
- 準備調査
- 税務調査を行うための準備の調査です。税務署内外の資料を収集し、調査のポイントを確認していきます。
- 臨宅調査
- 被相続人等の自宅を訪問し、相続人等から被相続人の生活の状況、財産の形成状況、資産の管理方法等についての聴き取り、証拠の提出等を求め、申告内容の正確性を確認する調査です。
- 反面調査
- 臨宅調査での確認事項について、その取引先や関係者から資料・情報を収集したい時や意見を求めたい時は、反面調査を行います。そのほとんどが金融機関に対するものといってもよく、取引金融機関の入金・出金状況をチェックし、取引内容を確認します。