「補助金」と「助成金」は、国や地方公共団体、民間団体から支出されるもので、原則的に返済は必要ありませんので、ほとんど違いがありません。
強いて違いを挙げるとすると、補助金は予算で決められ最大何件までという枠があるので公募という方法をとります。そのため、申請しても抽選や早い者勝ちによるため、もらえない場合もあります。
一方、助成金は受けとるための要件を満たしていれば、基本的に支給されるものです。
■補助金の特徴
補助金は、主に、国や自治体などが何らかの政策目的の達成のために税金を使って企業や個人事業主を支援する制度です。そのため、補助金が交付される時期も予算が決定してからとなりますので、4月もしくは5月から公募されるものが多くあります。
補正予算が組まれる場合などは12月に補助金の二次公募などが組まれる場合などもあります。ただし、予算の関係上、人気の補助金などは期限前に終了してしまう場合があります。
■助成金の特徴
助成金は、原則として、通年を通して申請可能です。
業種や社員数など条件に合致していれば、ほぼ支給されます。
人気の助成金は、発表から2カ月程度で受付終了になることもあり、早めの申請が重要です。(注)各自治体により異なりますが通常は3月末の年度いっぱいまで受け付けているところも多いようです。
詳しくは、社会保険労務士にご相談ください。