外注先の高齢化と事業承継問題の対応

【セミナでのお客様からのご質問】

弊社は発注側で事業承継も順調に進めておりますが、外注先の高齢化が進んでいることに危機感があります。
後継者のいる気配がなく、事業承継の準備をされていないような外注先に事業承継の準備が必要になっていることを気が付いてもらうためにはどのようなアプローチをかけていけば良いのでしょうか?

【城所講師からの回答】

私が実際に、上記のような課題の事業承継対策で行っている取組みをご紹介いたします。

  1. 外注先との組織化
    御社の後継者を中心とした『次世代経営者の会』を結成する。これにより、親睦会の中で、御社の後継者の人脈の輪を強化することができます。
    (例)「遊び会」「人間学を学ぶ会」など
  2. 御社で事業承継に係る相談窓口を設置する。
  3. 定期的に「研修会」を主催する。
    (例)「決算書の見方・読み方」、「戦国武将の人事掌握術」など
【最後に一言】
事業承継対策として積極的に行うことも重要ですが、外注管理策の一環としてお考えいただくと良いと思います。
なお、事業承継においては様々な国の支援策や優遇税制があります。代表的なものとして、自社株式の贈与又は相続が無税で行える事業承継税制特例措置があります。
詳しくは、顧問税理士にご相談ください。