ICTは若手に寄り添う現場監督のような存在
同社ではICTの活用に当たり、Smart Construction®の各種アプリを積極的に導入している。例えば、ダンプや建設機械などの稼働状況をリアルタイムで見える化する「Smart ConstructionFleet」や、スマートフォンで手軽に現場の点群データを作成できる「Smart Construction Quick3D」などを日常的に使用している。
「Smart Construction Fleetを使えば、ダンプの現在地が一目でわかり、無駄な待機時間がなくなります。現場の作業員も指示待ちではなく、自主的に動ける環境が整います。また、当社では山林の保有・管理も行っており、Smart Construction Quick3Dを活用することで、スマートフォンを使って簡易に測量ができ、非常に重宝しています」と、岡田社長は語る。
また、ICTは若手作業員の成長にも大きく寄与しているという。「ICTは若手に寄り添いながら、品質の高い業務を支え、同時に教育の機会も提供してくれます。まるで、ベテランの現場監督が一人の作業員に付き添いながら業務を教えているようなものです」と岡田社長は、人材育成の観点からもICTを高く評価している。