PC05E-1の導入により、作業環境が大きく改善

昭和製紙株式会社様

電動マイクロショベル PC05E-1

 

米軍基地から発生する大量の古紙を利用した古紙再生トイレットペーパーの生産会社として、沖縄返還前の昭和42年(1967年)に沖縄県うるま市に設立された昭和製紙株式会社。

基地発生の古紙はベトナム戦争終結をさかいに減少するも、商品需要は増加していき、主要原料の20~30%をアメリカからの輸入に切り替え。昭和57年頃からは、県民生活の向上による古紙発生量の増加や自治体のゴミ回収事業の進行、回収業者の増加などから現県内発生古紙で生産が取り組めるようになり、現在では、県内古紙100%を原料に、トイレットペーパー、タオルペーパー、板ちり紙、ウチカビといった4種類の紙製品を製造している。

創業当初から50年以上、リサイクルひと筋に歩み続けてきた昭和製紙株式会社。地域とともに成長し、持続可能な社会づくりに貢献したいと常に考えている。

従業員の負担が軽減されたことが一番のメリット

同等クラスのエンジン車をレンタルで使用していた際、コマツの営業担当者からコマツ電動マイクロショベル PC05E-1を紹介され、「これは作業の負担軽減になる」と思い、すぐに導入。一番のメリットは従業員の負担が軽減されたこと。以前は二人がかりで 1トンの古紙を崩していたが、PC05E-1の導入により、大きく効率化された。排ガス「ゼロ」なので空気も綺麗。振動も騒音も少なく、作業環境の改善が一気に図られた。

PC05E-1の運転時間は1日5〜6時間。予備のバッテリーを準備し、稼働時間を確保している。「小回りが効いて、操作も簡単。バッテリー容量も十分で電動式なので屋内でも安心して使える。」「耐久性など色々期待しながら使用していきたい。」との感想を頂いた。

PC05E-1の購入には、補助金を活用。コマツ営業担当者のサポートがあり、申請書類の手間はあったが、コマツの支援がしっかりしていたので、安心して申請することができたとの事。

沖縄の未来のためにリサイクルを

環境保護、資源保護、ごみ減量化などは現代社会の大きな問題で、リサイクル事業やリサイクル製品での期待はますます高まっている。
昭和製紙では、古紙を使用した地球にやさしいリサイクル製品の製造販売に努めると共に、地元でリサイクル活動を行っている方々とのコミュニケーションを大切にし、これからも地域のために取り組んでいくとの思いから、地元の小中学生の工場見学も積極的に受け入れている。「これからも地域に根ざした企業として環境・教育にも貢献していきたい。また、リサイクルのプロとして持続可能な製造を追求しながら新しい技術を積極的に取り入れていきたい。」と今後の抱負を語る阿嘉 總 取締役工場長。

そのためにも、電動化建機が工場の省力化・省人化につながること、そして、環境に優しく誰でも扱いやすい機械づくりをコマツに期待されている。

お客さまプロフィール

昭和製紙 株式会社

【事業内容】

衛生用紙製造業


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