住宅用構造材の供給トップシェア
中国木材株式会社は、「森林資源を余すことなく活かした木材製品の安定供給」をテーマに掲げ、創業70周年を迎えた木材加工のリーディングカンパニーだ。同社は戦前、広島県呉市で酒樽の製造を家業として営んでいたが、1953年に木材チップ製造へと事業を転換し、1955年に法人化して会社を設立。以降、製材を中心に、乾燥材や集成材の製造、プレカット加工等に加え、木質バイオマスエネルギー事業を含めた総合的な住宅用構造材メーカーとして発展を続けている。
現在、米国から輸入する米松丸太の製材拠点は、広島県呉市の本社工場と、茨城県神栖市の鹿島事業所の2カ所。また、国産材の取り組みも強化しており、6つの製材拠点を通じて国産材の活用を推進している。さらに同社は、木材産業の循環型経済を目指し、国内に約11,000haの自社林を管理するとともに、植林用の杉苗の生産も行っている。