ICT施工で約3倍のスピードアップ
ICT建機導入のきっかけは、受注する公共工事にICT活用工事を指定されるケースが増えたからだ。まず、後付けのスマートコンストラクション3Dマシンガイダンスを既存の油圧ショベルに取り付けることでICT化をスタート。その後、ICT施工の有効性を実感し、ICT建機の導入を進めた。「なんといっても、ICTは楽ですね。3D図面どおりの業務がスムーズにできます。しかも、3D図面やローカライゼーションデータがない場合でも、マシンガイダンス機能が使えます。業務の効率化にとても貢献しています」と、代表取締役社長の増田拓也氏は語る。
ICT施工を行うことで丁張りの設置が不要となり、大幅な作業効率とコスト削減を実現。建機周辺に手元作業員を配置する必要がなくなり、安全でスピーディーな施工が可能となる。常務取締役の木口仁氏は「ICT施工だと、従来の方法に比べて3倍くらいスピードアップします。作業員の人数も減るので、安全性の確保に加えて、コストダウンも実現します。ICT建機によって現場が大きく変わりました」と、ICT施工のメリットを説明する。