支障木の伐採から集積、処分までの全工程を一貫して行うプロ集団。「PC55MR-5強化配管仕様 林業バージョン グラップルソー装着可能車導入」

株式会社カタギリテック様

PC55MR-5強化配管仕様 林業バージョン グラップルソー装着可能車


 株式会社カタギリテックは岐阜県郡上市を拠点とし、中部から関西圏を舞台に事業を展開する。

 支障木伐採の専門業者として、電力会社から依頼される送配電線下の伐採や一般伐採工事、個人邸の庭木剪定など、伐採から搬出、処分まで、その一連の作業を一手に担う。支障木による停電や交通網の寸断などを未然に防ぎ、地域住民の生活を守る重要な仕事だ。

 カタギリテックは伐採した木の枝葉までを有効利用するため、木くず100%再利用に取り組んでいる。郡上市内に構えるウッドリサイクルセンターでは専用の破砕機で木材をチップ化し、バイオマス発電所の燃料のほか、木炭原料、花壇の防草マルチングや土壌改良剤として再生させている。

 


 


 


 

効率的かつ作業員の安全確保につなげたい、これが開発のコンセプト

 PC55MR-5強化配管仕様 林業バージョン グラップルソー装着可能車は、作業場の整理、トラックへの積み込み、玉切りまで一人のオペレーターで作業を進めることができる。

 例えば、玉切り作業の場合、真っすぐで加工しやすい針葉樹の玉切り作業は機械化が進むが、広葉樹は節や曲がりがあるために手作業が主となる。安全を確保しつつ慎重な作業が求められることから身体的な負担も大きく、経験や技量も求められる。同仕様車でできることは「掴む」「切る」というシンプルな作業ではあるが、オペレーターへの負担が大きく軽減される。そして機械化により作業員の経験によらず比較的安定した作業量の確保にもつながる。

 このパフォーマンスを支える上で、開発にあたってはイワフジGS-50LSJの能力を最大限に引き出すため、大容量バルブを設定するなど、車体とアタッチメントの最適なマッチングを行っている。

 

 

安全で良質な仕事を効率的に

カタギリテックでは、これまで作業員が行っていたチェーンソー作業を機械化すべく、PC55MR-5強化配管仕様 林業バージョン グラップルソー装着可能車を導入。主にウッドリサイクルセンターで作業にあたる。最近では薪ストーブの人気を受けて薪への需要が高まっていることから支障木として伐採してきたナラやケヤキなどの広葉樹を薪にして再利用につなげている。2mほどの木材を薪用に35~40cmほどの長さに玉切りする作業は、導入前に比べて作業効率は数倍に上がり、かつ安全な作業にもつながっているという。
 

5年の壁を超えると仕事が面白くなってくる

「自然を相手にしているので一つとして同じ現場はないが、経験に基づいて、それぞれの現場に最適な段取りを考えて実行すること、そして、少しでも大きな木を伐採できたとき、その達成感がこの仕事の醍醐味。時には厳しい現場もあるが、この醍醐味を少しずつ味わいながら、まずは5年間頑張って仕事を続けてほしい。」そう語り、若手の成長に期待をするのは代表取締役の片桐昌樹氏。
実は電力会社で勤務経験がある。当時は鉄塔に登り、送電線の保守点検作業を行っていたという。現在は鉄塔や送電線の支障木を伐採することを仕事としているが、その時の経験と知識が武器となり、地形や伐採対象などその場の状況に応じて適切な段取りで安全かつスピーディーに作業を進める。
技術・ノウハウが命である伐採作業において、経験値を補いながら効率的に作業を進めるには機械化は一つの手段。短時間で多くの仕事をこなす同社にとって、PC55MR-5強化配管仕様 林業バージョン グラップルソー装着可能車もその一助となっている。

お客さまプロフィール

株式会社カタギリテック

【事業内容】

・林業全般(伐木搬出業務、素材生産サービス業)
・その他の林業(支障木伐採)
・産業廃棄物(木くず)
・収集運搬及び処分(中間処理)

 

http://www.katagiri-tec.com/index.html

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