HB335-3で消費燃料が3分の2に/6台のハイブリッド機で会社が変わる

株式会社 文田建設  社長 文田 賢一 様

使えなかった岩塊も資材に再生

文田建設の改良土プラントを訪ねると、丘のように積まれた土砂の上で、4台のコマツの油圧ショベルが稼働中だった。ハイブリッド油圧ショベル HB335-3の機体も見える。
同社は福岡県大牟田市で公共工事を中心に、土木・建設工事を請け負っているが、8年前から始めた建設発生土のリサイクル事業が今、地元ばかりか全国的に注目を集めている。
「もともとはメインの仕事だった下水道工事で、埋め戻しに改良土を使うように市の指導があり、始めた事業です」
そう話すのは代表取締役の文田賢一さん。
「ゼロからスタートでしたが、高品質の改良土を作りたくて、研究と試行錯誤の毎日でした」
2010年にオープンした文田建設の改良土プラントでは、今では土砂だけでなく、それまで使いようがなかった岩塊も再処理し、再生砕石として生まれ変わる。
この事業は、2015年には国土交通省の「地域建設産業活性化支援事業」に選定されている。

(写真:コマツに替えてよかったと、文田賢一さん)

ハイブリッドで燃費に驚きの差

このプラントに初めてコマツの油圧ショベルを導入したのが2015年6月。後述する理由からすぐにHB205-2を追加し、コマツばかりになるのに時間はかからなかった。
「最初は、コマツ建機の丈夫さ、しっかりしたサポートが気に入りました」。文田さんは言うが、稼働してすぐにコスト面でのメリットに気づいたそうだ。
「データを出してみると、HB205-2は1時間あたりの燃料消費がそれまで使っていた他社建機の半分ほどになっていたんです」
夜間・休日も稼働する文田建設では、建機1台の年間稼働が2000時間にもなる。旋回作業が中心なので、ハイブリッドによる燃費の違いが顕著に表れた。
実績があるから、HB335-3の導入にも迷いはなかった。使ってみると、以前と比べて消費燃料は3分の2。
1日1万円ほどのコストダウンになるという。今ではHB205-2がさらに1台、HB365-3もプラントで稼働する建機のラインアップに加わっている。
「コマツの建設機械を入れてから、会社が変わった」と、文田さんは言う。「コストだけでなく、営業もサービスも、現場が止まらないように提案し、対応してくれるので、完全に信頼しています」

お客様プロフィール

株式会社 文田建設

<事業内容>
■建設事業
■建設発生土リサイクル事業
■産業廃棄物中間処理施設
HP:http://www.fumita.co.jp/


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