数年前に整備した農園では、ミカンの樹を山の斜面に沿って縦に植えることで水はけを良くし、ミカンの樹が並ぶ列の間隔は約1m50㎝の幅に整備して農園の隅々まで車両が入れるよう路地を整備。この路地の幅に合わせて導入したのがコマツ製ミニホイールローダだった。
「農園の隅々まで堆肥や土を運んでいくのはひと苦労です。幅もちょうどよく、散布する時はミニホイールローダのショベルに堆肥を積んで上まで上がり、農園の通路を人の動きに合わせてゆっくりと下りながら、両側からスコップで拾って堆肥を散布していくんです」とフル稼働している状況を説明する立山社長。
収穫を終えた冬から春にかけて土づくりに必要な堆肥や赤土を運搬するためにフル稼働し、土づくり以外の時期には、近隣の農家に貸し出すなどして有効活用している。
また導入にあたっては、県の補助金も活用している。「県内の果樹農家では初めての導入かもしれません。山鹿市や県の担当者にもお願いし、大変苦労しましたが、実績ができればこれから導入を考えている人たちも活用できますからね」と次世代も見据えた上で補助金の活用を決めた。
不動岩果樹園 株式会社
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