■■ 現場詳細 ■■広島県庄原市
広島県庄原市西城町高尾~小鳥原地内を結ぶ道路改良工事
【施工数量】範囲:工事延長 820m 土量:掘削17,200m³ 盛土2,100m³
【ソリューション】Smart Construction Dashboard/Smart Construction Fleet/Smart Construction 3D Machine Guidance
【稼働建機】PC200i/PC200マシンガイダンス装着機/PC78USi
(掲載月:2025年1月)
スマートコンストラクション®で働き方改革
■■導入経緯■■
広成建設(株) 所長 吉岡信隆さん
今回の現場は国土交通省発注の道路改良工事で、ICT活用工事の対象です。
当社では昨今の働き方改革による労働時間の削減が急務となっており、ICT技術の導入による業務負担軽減を模索しておりました。
そのような中で、スマートコンストラクション®の日々の掘削進捗などをデジタルで見える化して確認できるSmart Construction Dashboardと、ダンプトラックを遠隔で運行管理ができるSmart Construction Fleetに魅力を感じており、更にICT建機のペイロード機能とSmart Construction Fleetを連携することでダンプトラックの過積載防止が図れること知り、導入するに至りました
工数削減で空いた時間を有効活用
■■導入効果■■
広成建設(株) 所長 吉岡信隆さん 技術係 森和希さん
Smart Construction Dashboardの導入で、現場の掘削状況が色分けして進捗確認できるので、現場に行かずに土がどのくらい残っているか把握でき、工数削減につながりました。
従来のダンプトラックの追跡調査は、正しいルートを使用しているか、速度超過をしていないかを確認するだけで、全台数の正確な運行管理はできていませんでした。Smart Construction Fleetの運行管理システムを導入したことで、3秒に1回、位置情報が更新され、リアルタイムに運行状況を確認できるようになり、全台数を正確に管理することが可能となりました。今まで追跡調査には1回あたり40分かかり、毎週実施していましたが、Smart Construction Fleetの遠隔による運行管理に変わったことで追跡調査に行く必要がなくなり、事務所での確認のみになりました。更にスピード超過しているダンプトラックの運転手に対しても注意を促したりと、安全運転の促進にもつながりました。
また、ペイロード機能を有するPC200iとPC200マシンガイダンス装着機を使用したことで、計測の手間の削減に加え、適正な積載量での管理が可能になり、過積載を防止することができました。
今回、工数の削減で空いた時間を利用して、安全面を確認したり、社内のPR動画を作成したり、発注者向けの工事書類作成に時間を充てるなど時間を有効に活用できました。