東花建設(株) 村西繁さん
当社ではICT施工の経験がなく、以前よりスマートコンストラクション®の導入を考えており、本工事の落札を機に、コマツと打ち合わせを行いました。今回の工事は、ため池提体部を補強するため、現場で掘削した土をセメント改良し盛土材として活用する必要があります。
そのため設計土量と実際の掘削土量を把握する必要があることをコマツに相談したところ、土量の算出が可能であるSmart Construction Dashboardの提案を受けました。またPC128USiのMC機能を使用することで、丁張りの設置が不要となり、更に作業の指示や確認をする作業員が周囲に居なくても作業が可能であることから、安全面も含めて効率化が期待できると思い導入を決めました。
Smart Construction Dashboardを役所との協議に活かす
■■導入効果■■
東花建設(株) 村西繁さん
今回の施工を進める中で、実際の掘削土量と設計土量の差をSmart Construction Dashboard上で把握することができ、とても作業が捗りました。
従来であれば、土量の差を確認するのに実績の集計や計算・比較などで1日程度要していましたが、Smart Construction Dashboardを使用することで1分もかからずに画面上で確認ができるため、短縮した時間で他の作業に従事することができました。
また、ICT建機の施工箇所がSmart Construction Dashboardを通して確認できるため、実際の実績と設計を照らし合わせることで、よりはっきりと施工進捗を把握することが可能となり、役所との協議にも活用することができました。
今回、施工現場と事務所が離れた場所にあったため、現場への行き来に時間が掛かっていましたが、PC128USiの導入により作業員が減少したおかげで、常に作業員が現場に駐在する必要が無くなり、更に安全な現場環境になったことで、時間にも心にも余裕を持つことができました。