和歌山県 (株)東組 様

(株)東組 課長 平松弘行さん
弊社は以前より積極的にＩＣＴ施工に取り組んでおり、公共工事の港湾や河川工事を主に施工している会社です。以前施工した、台船浚渫工事には、PC300iを導入し施工履歴データを活用した水中掘削をした経験もあります。
今回の現場でも、新しい技術を取り入れたいという思いの基、 Smart Construction Quick3Dの導入を検討しました。
護岸の法面整形の工程は、仕上がり面からブロックを張っていく作業ですので、小さい面積でも測量できるSmart Construction Quick3Dが活用できると考え、採用を決めました。また、法面整形作業にはPC200i、盛土には転圧管理システムを採用しました。

(株)東組 課長 平松弘行さん
今回の現場は、樋門を作りながら水路も施工するという、同時進行が必要な現場でしたので、丁張りなどの工数が削減できるPC200iで水路の掘削や床掘を行いました。床掘の施工では、水が湧き出てきましたが、PC200iのモニターで施工面を確認できるので、オペレーターが水に入ることなく作業ができました。法面施工も、施工距離がありましたが丁張りの設置なしで作業を進めることができましたし、手元作業員も必要なくなったため、今まで以上に安全な施工を実現することができました。
Smart Construction Quick3Dは、法面の仕上がり面の測量に活用しました。20メートル間隔で9回測量しましたが、従来のドローン測量と比べて大幅に経費を抑えることができました。測量がすぐにできるので、その日のうちに次工程の張ブロックの施工ができたことで工期短縮にもつながりました。Smart Construction Quick3Dを導入するにあたってiPadを購入したので、ぜひ次回も使用したいと思います。