新潟県 (株)松山組 様

(株)松山組 工事部 課長 込谷一男さん
当社は2021年度より毎年ＩＣＴ活用工事を行っており、今回の現場は会社として3回目、私個人の担当では2回目です。前回は盛土工事でしたのでＩＣＴでの掘削工は今回が初めてとなります。
前回の盛土工事では、PC200のマシンガイダンス装着機を導入し、3次元測量、3次元設計データの作成、日々の管理、電子納品などすべてスマートコンストラクション®で、生産性の高い施工が実現しました。今回はPC200マシンガイダンス装着機を2台導入し、1台はマシンガイダンスでの掘削作業、もう1台はペイロードメーターを活用した積込み作業に活用しようと考えました。3次元測量からデータ作成、その他設定などスマートコンストラクション®であれば安心なので今回もお願いする運びとなりました。

(株)松山組 工事部 課長 込谷一男さん
掘削施工に伴い、土をダンプトラックに積んで別の場所に搬出しますが、土の受け入れ先が複数あり、受け入れ先の状況やキャパシティを考慮しながら搬出をしなければならないため、最終出来形を決定できない状況で施工を開始しました。
このような条件でもＩＣＴ施工を行うために、最少土量を20,000m³、最大土量35,000m³と設定し、一定の掘削が進むたびに発注者を交えて協議を重ねることで、施工を進めることができました。
最終的に最大の35,000m³まで掘削しましたが、途中計4回の3次元設計データ変更が発生しました。Smart Construction Dashboardであらかじめ作成していたデータを切り替えるのみで、まったく手間が掛からずに設計変更ができました。おかげで施工日数も計画より短縮しましたし、従来工法なら相当な時間を要したのは言うまでもありません。
この様に建機性能以外の部分でもＩＣＴ化による利点を強く感じました。