豊立工業(株) 土木部 工事課 係長 服部達也さん
こちらは設計図面がない現場でしたので、起工測量を行い設計データを作成しました。そして、自社保有ICT建機の施工データをSmart Construction Dashboardと連携して進捗管理を行いました。
従来の起工測量では、2人で1週間掛けて測量を行っていましたが、ドローン測量では実質3日で終わりました。また、図面に変換するのに平均断面で1週間、計算して3次元設計データに変換して、入力作業など、合計1ヵ月は必要でしたが、1週間で済みました。
ICT建機で掘削と法面整形をしましたが、丁張りレスで施工が行えるので、オペレーターの建機の昇降がなく作業が進むので手間が省けて、監督の工数にオペレーターの身体の負担も軽減されました。スマートコンストラクション®を導入したことで、Smart Construction Dashboardで進捗管理を行ったり、他の現場に人員を回したりと、時間の使い方が変わりました。今回初めて、Smart Construction Edgeを使用してドローンで撮影したデータを点群化し、仮盛土の土量算出に利用しました。今回の規模での土量算出は、従来だと土を台形整形して計測に1日、平均断面1日、土量計算で1日と合計3日掛かりましたが、ドローン測量からSmart Construction Edgeでの点群処理し、土量算出まで30分以内に行うことができました。土量の数字もしっかりと出ており、ICT活用でここまで簡素化が実現するとは、驚きと感動でした。このような情報は常に社内で共有し、活用の幅を広げています。