岐阜県 (株)加地工務店 様

(株)加地工務店 土木部課長 林晃弘さん
当社は、2018年にマシンコントロールのＩＣＴ油圧ショベルをレンタルにて現場導入しました。その際に、丁張りレスによる生産性向上や施工精度の高さなど、ＩＣＴ建機の導入メリットを実感しました。 東濃地区は山間部の現場が多く、ＩＣＴ施工を行うためには衛星補足に不安がありましたが、今回の現場は、上空が開けており、衛星補足は問題のないと思われる場所でしたので、ＩＣＴ建機の能力を最大限に発揮できると確信していました。
また、今回の現場のオペレーターがベテランの方でしたので、マシンガイダンス装着機でも十分に効果を感じられることができると思い、ＩＣＴ活用工事指定の現場ではありませんでしたが、活用提案にてPC200マシンガイダンス装着機を導入しました。

(株)加地工務店 土木部課長 林晃弘さん
従来は光波測量機にて掘削深さ等を確認しながら掘削していたので、測量者、手元作業員、オペレーターの3人が必要でした。
マシンガイダンス装着機は、タブレットのモニターで掘削深さを確認することができるため、オペレーターのみでの作業が可能となり、人工を削減することができました。また、他の作業をしていても、オペレーターが残りの掘削深さを確認することで、作業進捗が把握できるので、次の工程への指示もスムーズになりました。
今回の現場は湧水があり、ポンプ設置箇所を作るために部分的に掘削面を広くする必要がありましたが、再度測量をしなくてもオフセット機能の実線と点線で表現される機能を利用することにより、一定の幅で掘削することができ、掘り直しが必要なかったので便利でした。今後、現場事前確認作業など、社内で対応できることが増えれば、小規模工事にも取り入れて、さらに幅広く活用していけると思っています。