■■ 現場詳細 ■■静岡県 沼津市戸田
二級河川大川国土強靭化対策工事
【施工範囲】10,000m² 【施工土量】切土3,546m³
【ソリューション】スマートコンストラクションアプリ/Smart Construction 3D Machine Guidance
【稼働建機】PC200i/PC228USマシンガイダンス装着機
ICTをもっと活用したい!
■■導入経緯■■
(株)尾鷲組 代表取締役 尾鷲真人さん
ICT施工を始めて今回で3現場目となりますが、当初より河床掘削の工事でICT施工をしております。最初は設計の考え方がよく分かっていなかったのですが、搬入路の確保や土砂の搬出量など、ICT施工の取り組みやすいICT活用工事を落札し、PC200iを導入したことがICT施工の第一歩でした。
一度試したらICT建機でラクに施工できることは十分に理解し、もっとICTを活用していかなければ!と感じました。ICT建機に関し、IMCでなくても安価で取り付け可能なSmart Construction 3D Machine Guidanceで十分にICT建機として使用できると知り、PC228USのマシンガイダンス装着機を購入しました。河川の工事が多いですが、ICT活用現場でなくても普段使いで活用していければと思います。また今後は自社で3Dデータを取得し、設計で仕上げられるような、内製化へ向けた方向へ進んでいけたらと考えております。
MCとMG併用でメリット増
■■導入効果■■
(株)尾鷲組 主任 羽入厚さん
3回目なので、施工の流れは理解しておりますが、今回、河川の下流部分の掘削になるので、潮の満ち引きで、時間帯によっては掘削箇所が水中になってしまいます。水につからない箇所は自社機のPC228USマシンガイダンス装着機、水中部分はPC200iで掘削をしました。熟練のオペレーターなので、IMCでもMGでも十分に施工することができ、2台で使用することで土砂の積込みもスピーディーに行えました。また、建機のモニターと実際アプリ上ではどうなのか?掘削土量が合っているのかを常に確認していました。水中箇所の掘削においては、施工履歴でのデータ証明ができるので、次の日に同じ個所をバケットでなぞる時も、建機が高さを測ってくれるので、安心して掘削することができました。ICT建機は高さが建機任せでいいし、検測すること必要がないこと、手元作業員が不要なので、施工管理の手間がかからないことが本当にありがたいです。丁張りレスな分、人工は1名減、施工日数は1/3削減することができました。今後は自社機のSmart Construction 3D Machine Guidanceをもっと使いこなし、新たな活用方法を発見できたらと思っております。