■■ 現場詳細 ■■愛媛県松山市上野町
近年の豪雨等による災害に対応するため、堆積した土を撤去する工事
【施工範囲】30,000m² 【施工土量】5,500m³
【ソリューション】Smart Construction Dashboard/ Smart Construction Fleet/Smart Construction Quick3D/レーザースキャナー
【稼働建機】PC138USレトロフィットキット装着機
(掲載月:2023年12月)
購入したレトロフィットキット装着機で水中掘削
■■導入経緯■■
(株)坂本重機建設 常務取締役 坂本剛さん
令和2年度にレトロフィットキットを購入し、現在は3台の自社機に取付け済みです。
ソリューションに関してもレーザースキャナーや転圧管理システム、3次元設計データ作成ソフト、3次元点群処理ソフトも保有していて、ICT施工を自社対応できるよう内製化に努めています。
今回はICT活用指定型工事を落札しましたが、施工履歴データを用いた出来形管理に関しては初めての経験だったため、コマツに相談することにしました。
コマツなら多数のICT施工の実績があることを以前から聞いていましたし、Smart Construction Dashboardを活用すれば施工管理が効率化できるという点が魅力的だったため、今回のスマートコンストラクション®の導入に至りました。
Smart Construction Fleetを使いダンプ運行管理が実現
■■導入効果■■
(株)坂本重機建設 常務取締役 坂本剛 さん
今回は測量面積が250m²もあったのですが、Smart Construction Quick3Dを活用したことで撮影時間が20分程度で終了し、当日に土量の把握ができて驚きました。水中掘削作業がありましたが、レトロフィット装着機で問題なく施工ができました。施工管理に関しては、オペレーターはモニターで進捗状況を確認しながら作業ができましたし、現場監督はSmart Construction Dashboardを活用して、事務所から施工状況を確認できたことで効率がアップしました。
また、今回はSmart Construction Fleetを初めて導入して、通学路や横断歩道だけでなく、工事用道路内での進入禁止や一時停止の指示にも音声ガイダンスを利用して運転手へ注意喚起を徹底しました。リアルタイムでダンプがどこの位置にいるのかを把握できますし、ダンプ運転手に適切な走行スピードを指示できるため、安全運転に対する意識の向上がみられました。